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妻夫木聡、3年半ぶり連続ドラマ出演で『愚行録』石川慶監督と再タッグ 「静かに興奮しています」

2017年12月20日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2018年3月18日よりWOWOWプライムにて放送されるドラマ『連続ドラマW イノセント・デイズ』の主演を妻夫木聡が務めることが決定。妻夫木は本作が連続ドラマW初登場にして初主演となる。


参考:石川慶監督の登場は、日本映画史における“事件”だ 荻野洋一の『愚行録』評


 同ドラマは、第68回日本推理作家協会賞・長編及び連作短編集部門を受賞した作家・早見和真の同名小説をWOWOWが連続ドラマ化したヒューマン・サスペンス。2017年に公開された妻夫木の主演映画『愚行録』の石川慶が監督を務める。


 妻夫木演じる佐々木慎一は、幼なじみの女性確定死刑囚が犯したとされる罪の真偽に疑問を感じる。彼女はなぜ死刑を受け入れたのか、そして彼女が犯した本当の罪とは何だったのか。死刑執行が迫る中、無実を信じ調査を進める慎一が、彼女の壮絶な半生を知るとともに、意外な真実にたどり着く模様を描く。


【妻夫木聡(佐々木慎一役)コメント】
■WOWOW連続ドラマW初出演について
原作を読んだ時からこの小説はドラマでじっくり演じてみたいと強く感じました。なかなか映像化するには難しい題材ではあるのですが、石川監督を初め、素晴らしいキャスト、スタッフの方々に囲まれてこの作品に挑めることに静かに興奮しています。僕たちがこの作品にかける思いを信じてくださった方々に感謝の気持ちしかありません。


■早見和真の原作について
早見さんの小説の中で一番大好きな作品がこの『イノセント・デイズ』でした。人間にとって幸せとは何なのか、幸せの定義を求められた時、僕には答えがなかった。だせるわけもないんです。幸せに定義なんてないのかもしれない。でも、ただただ信じていたい、そんな気持ちにさせられました。


■石川慶監督について
物静かで繊細に全てをみつめられる石川監督が撮る画には温度がないんです。まるで波のない湖をカヌーで割いて進んでいくような感覚にさせてくれるんです。研ぎ澄まされた演出に僕は今回慎一の何を見られるのか楽しみです。情熱はひとまず心の奥底にしまい、監督と一緒に生きていきます。


■視聴者へのメッセージ
子供の頃から常にそばにいたドラマ。次が見たくてよく家に走って帰りました。そんなドラマをお届けできるよう心を込めて演じさせて頂きます。


人は何のために生きるのだろう。
イノセント・デイズ
この意味を最後皆さんがどう捉えるのか、とても楽しみです。


【原作者 早見和真 コメント】
「僕に原作を預けていただくことはできませんか?」妻夫木さんに電話でそう尋ねられた日のことをいまでも鮮明に覚えています。そんなことが可能なのか、と真っ先に思った一方で、このときにはもう映像化の成立、そしてあえていうと成功のイメージを持っていた気がします。強い思い入れを持ってくれた方に預けられた原作だけが幸せになれると、本気で信じているからです。僕個人としては、『イノセント・デイズ』は「正義」と「覚悟」の物語だと思っています。後藤さんの脚本は間違いなく胸躍りましたし、妻夫木さんをはじめとするキャストも大好きな方ばかりです。その素晴らしい数多の素材を、同い年の石川監督がどう料理するのか、本当にワクワクしています。僕にとって思い入れのある作品を皆さんにお預けします。第一話の放送がいまから楽しみでなりません。


【石川慶監督 コメント】
三つの大きな感謝があります。まず、この挑戦的な企画を実現してくださった皆様に感謝。次に、世間に蔓延している正義や倫理観に対するぼくの違和感に、同い年でもある原作者の早見さんが言葉を与えてくれたこと。そして、この特別な原作のドラマ化を自ら企画し、ぼくと組もうと言ってくれた妻夫木さん。映画につづき、妻夫木さんと作品を作れることが、本当に嬉しく、贅沢なことだと実感しています。今度はその感謝を、作品という結果として返していく番です。素晴らしいシナリオがあがりました。素晴らしいキャストが集っています。今までにない力強いドラマになるはずですから、どうぞご期待ください。


(リアルサウンド編集部)