2017年夏にワールドプレミアされ、第3世代に生まれ変わった『ポルシェ・カイエン』がいよいよ日本に上陸する。技術的新機軸が満載されたこの1台は、カイエン、カイエンS、そしてカイエンターボの3機種のラインアップで、12月16日より予約受注が開始されている。
初代以来、ポルシェの財務体質を大きく改善する大ヒットモデルに成長した『カイエン』は、この第3世代モデルで基幹部分を大幅に刷新。パワフルなターボエンジン、新しい8速ティプトロニックSトランスミッション、新しいシャシーシステム、そして総合的なコネクティビティを備えた革新的なディスプレイとコントロールコンセプトなど、多くの新機構を導入している。
同社のイメージリーダーでもあるポルシェ911との親和性を高めるべく、初めて前後サイズの異なるミックスタイヤとリヤアクスルステアリングを備え、標準装備されるアクティブ制御の4WDシステム、ポルシェ4Dシャシーコントロール、3チャンバーエアサスペンション、および電子制御ロール安定化システムの『ポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム(PDCC)』などにより、オンロードでのダイナミクス性能が格段に向上。
それでいながら車両重量は先代を約65kg下回り、ホイールベース(2895mm)を変更することなくエクステリアを63mm伸ばし、車高を先代より9mm下げることによって、全長4918mm、全幅1983mm(エクステリアミラーは除く)のボディは先代を100リッター上回る770リッターのラゲッジ容量を確保するなど、全方位的な進化を達成している。
また、ポルシェの性能を象徴する代名詞とも言えるブレーキシステムにも、革新的な新機軸を導入。カイエン全モデルにオプション装備される世界初のブレーキ『ポルシェ サーフェス コーテッド ブレーキ(PSCB)』は、タングステンカーバイドでコーティングされた鋳鉄製ディスクを備え、摩擦係数を高めながらも、磨耗とブレーキダストを低減するという。
ホワイトに塗装されたブレーキキャリパーと独特の光沢を放つコーティングディスクは、20インチ、または21インチのホイールのみと組み合わされる。もちろん、トップエンドにはカーボン仕様のPCCBセラミックブレーキも用意される。
そしてポルシェ自身が「ドライバーと車両の関係に新しい1章を設ける」と謳う、『ポルシェ アドバンストコックピット』は、新型のパナメーラ同様、最新世代ポルシェ コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)の12.3インチフルHDタッチスクリーンを採用。
各デジタル機能はボイスコントロールなどで直感的に操作することができ、熱探知カメラを備えたナイトアシストは、レーンチェンジアシスト、レーンキープアシスト、トラフィックジャムアシスト、サラウンドビューを含むパークアシスト、アダプティブ クルーズコントロールに加えてもっとも重要なアシストシステムのひとつとして機能する。
こうした新世代の機能を多数装備した『ポルシェ・カイエン』は、ベースグレードの3リッター6気筒ターボ(340PS/450Nm)を搭載する『カイエン』が976万円。新開発の2.9リッターV6ツインターボ(440PS/550Nm)を搭載した『カイエンS』が1288万円。そして、0-100km/h加速が最速3.9秒、286km/hの最高速を誇る、こちらも新開発の4リッターV8ツインターボ(550PS/770Nm)を搭載する『カイエンターボ』が1855万円となり、ターボのみ左右ハンドルを設定。左ハンドル仕様は2018年1月15日までの期間限定受注となっている。
ポルシェ カスタマーケアセンター:0120-846-911
ポルシェ ホームページ:http://www.porsche.com/japan/