インディカー・シリーズに参戦するアンドレッティ・オートスポートは、第102回インディアナポリス500マイルレースで、カルロス・ムニョスをドライバーとして起用することを明らかにした。
2013年にインディ500でインディカー・デビューし、優勝目前の2位に輝いたムニョス。翌年からインディカーに古っ参戦を果たし、2015年のデトロイト戦で初優勝。2016年のインディ500でもチームメイトのアレクサンダー・ロッシに次ぐ2位に輝いた。
2017年は佐藤琢磨と入れ替わるかたちでAJフォイト・エンタープライズに移籍。しかし、結果を残せずシリーズ16位で終わり、2018年のシートも逃してしまった。
ムニョスは、18日にアンドレッティ・オートスポートに復帰しインディ500に参戦することを発表。レギュラードライバーのライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、アレクサンダー・ロッシ、ザック・ビーチの4人、そしてステファン・ウィルソンがインディ500でスポット参戦を予定しており、ムニョスを加えるとアンドレッティ・オートスポートは6台体制で挑むことになる。
「再びアンドレッティ・オートスポートの一員になることにとても興奮している。5年前にインディ・ライツで戦った最初の日以来、僕にとって家族のようだった。これまで2回も優勝に近づいていたし、このレースに戻ることに特に興奮しているんだ。良い結果が得られることを願っているよ」とムニョス。
チームを率いるマイケル・アンドレッティは、「インディ500のために、カルロスをチームに復帰させることができ興奮している。カルロスは、インディアナポリス・モータースピードウェイで秀でていることは否定できない。2回も2で終え、勝利を渇望している。すでにチームメイトや多くのメンバーとの関係を構築しているので、初めてクルマに乗るときは6台体制を進めるためにシームレスでなければならない」と語っている。
2014年にハンター-レイ、2016年にロッシ、そして2017年に琢磨とインディ500で強さを見せているアントレッティ・オートスポート。チームとしては3連覇がかかる2018年のインディ500に対し、ムニョスは気合十分のようだ。
「僕を信じてくれて、インディ500のために自分のクルマに戻って欲しいと思ってくれたマイケルとJ-F(チームプレジデントのトールマン)に感謝をする必要がある。チームメイトと一緒に戻って、うまく仕事ができると思っているし、僕たちは6台の車で挑むので、新しいユニバーサルエアロキットを扱う強固なチームができればいいね。本当に楽しみにしているし、最終的に近づいて勝利を得たいね」