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出光、2018年ダカールラリーでクラス9連覇を目指す日野チーム・スガワラに協賛

2017年12月19日 14:31  AUTOSPORT web

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出光興産は2018年のダカールラリーに挑む日野チーム・スガワラに協賛
出光興産株式会社は、2018年1月6~20日に行われる2018年のダカールラリーに参戦する日野チーム・スガワラに協賛するとともに、エンジンオイルとギヤオイルのテクニカルスポンサーを務める。

 ダカールラリーのトラック部門に1991年から参戦している日野チーム・スガワラ。2010年から排気量10リットル未満クラス8連覇を達成している。

 開催40回目を迎える2018年のダカールラリーに、チームは2台のマシンを日野レンジャーを投入。1号車はレンジャーの輸出仕様である日野500シリーズが、2号車は2017年4月にリニューアルされた国内仕様の日野レンジャーがベースモデルとなる。

 2台とも改良が施されているが、1号車は耐久性と信頼性に、2号車はスピードに重点が置かれたアップデートが施された。具体的には、駆動方式について1号車はパートタイム4WDを採用したのに対し、2号車はフルタイムの4WD。エンジン出力も1号車が670馬力に対し、2号車が700馬力となっている。

 そのほか足回りも、1号車は信頼性の高いマルチリーフスプリングを採用。2号車は高出力に対応するべく、リヤのみLSD式のディファレンシャルギヤが投入されたほか、ボディ補強なども施されている。

 1号車をドライブする菅原義正は2018年で35回連続のダカールラリー挑戦となり、2号車の菅原照仁はクラス9連覇をかけての参戦だ。

 2016年からチームをサポートする出光は、同社のオイル開発技術と知見を生かした特別仕様のレース用エンジン/ギヤオイルを供給して、チームのクラス9連覇をサポートする。

 日野チーム・スガワラが挑む2018年のダカールラリーでは、5年ぶりにルートに組み込まれたペルーのほか、ボリビア、アルゼンチンの3カ国を舞台に開催。総走行距離は約9000kmにおよび、主催するASOが「史上もっともラフで厳しいルート」と評する行程で争われる。