アウディスポーツ・カスタマーレーシングは12月18日、2018年のドライバーラインアップを発表するとともに同年の参戦プログラムを明らかにした。
ブランパンGTシリーズやIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ、ニュルブルクリンク24時間、トタル・スパ24時間など世界各地で開催されるGT3レースに参戦するアウディユーザーにメカニック、ドライバーを派遣するなど、さまざまサポートを行うアウディスポーツ・カスタマーレーシング。
今季はラヘル・フレイ、ロビン・フラインス、クリストファー・ハーゼ、ピエール・カッファー、ケビン・バン・デル・リンデ、クリストファー・ミース、フランク・スティップラー、マーカス・ウィンケルホックという8名のドライバーをカスタマーチームに派遣している。
このうちミース、ウィンケルホック、バン・デル・リンデの3名は、コナー・デ・フィリッピとともにアウディスポーツ・チームランドから参戦したニュルブルクリンク24時間で総合優勝を飾った。
またIGTCでは、アウディスポーツ・チーム・マグナスの44号車アウディR8 LMSを駆るウィンケルホックがドライバーズチャンピオンに輝くと同時にアウディの2年連続マニュファクチャラーズタイトル獲得を確定させている。
そんなアウディ陣営は2018年シーズンに向けてドリス・バンスール、フレデリック・ベルビシュという2名のドライバーを新たに迎えたとアナウンス。
バンスールは2016年までアウディ・ワークスドライバーとして活躍し、今季ポルシェに移籍したローレンス・バンスールの実弟。現在19歳のドリスは過去2年間、ベルジャン・アウディ・クラブチームWRTからブランパンGTシリーズなどに参戦したほか、今季のル・マン24時間ではLM-GTEアマクラスを制すなど早くから才能を発揮している。
また、2008年のドイツF3チャンピオンであるベルビシュは2012年より本格的にGTレースへの参戦を開始。2015年からはバンスールと同様にベルジャン・アウディ・クラブチームWRTのドライバーとしてブランパンGTシリーズを主戦場としてきた。
都合10名のドライバーラインアップを確定させたアウディ陣営は、来たる2018年シーズンもIGTCへのフル参戦すると発表。2月上旬のリキモリ・バサースト12時間を皮切りにスパ24時間、鈴鹿10時間耐久、ラグナセカ8時間の全4戦を戦い、ドライバーズチャンピオンならびにマニュファクチャラーズタイトルの3連覇を目指す。
また、このほかのプログラムとしてはエントリー台数がレギュラー戦に比べて増加するスパ24時間と、VLNニュルブルクリンク耐久シリーズのハイライトとなるニュル24時間でも参戦チームをサポートしていくとした。