メルセデスF1のルイス・ハミルトンが、2018年のタイトル争いのライバルにマクラーレンとフェルナンド・アロンソが加わることを強く願っている。
2017年にハミルトンは自身にとって4度目の王座に就き、メルセデスは4年連続でのドライバーズ、コンストラクターズ両タイトル獲得を成し遂げた。
当然のことながら、ハミルトンは2018年の連覇を狙っていくが、来年のタイトル争いはメルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレンが争う混戦となるかもしれないと考えている。マクラーレンはホンダと組んだ3年間、低迷し続けたが、2018年からパワーユニットパートナーをルノーに変更する。2007年から2012年までマクラーレンに所属したハミルトンは、古巣とそこで戦うライバル、アロンソの復活を心から願っているという。
「レッドブルは来年さらに速くなるだろうし、フェラーリも変わらず速いはずだ。僕らはじっとしているわけにはいかない。前に進み続けなければ」とハミルトンは言う。
「来年、マクラーレンはルノーエンジンを搭載する。そうなると4チームがタイトルを争うことになるかもしれない」
「マクラーレンは厳しい時期を過ごしてきた。僕はフェルナンドがどこにいるのか、マクラーレンがどこにいるのか、決して目を離さずに注目していく。彼らの進歩を注視していくつもりだ」
「彼らが来年成功を収めることを心から願っている。彼らと戦いたいんだ。マクラーレンにふさわしいのはF1のトップの位置なのだから」
ハミルトンは、来年はマクラーレンのアロンソ、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと自分が、タイトルをめぐって激しく戦うようになれば「最高だ」と語った。
「今シーズン終盤、フェルナンドとはすごいバトルをした。彼ともっと戦いたいな。マシンのパフォーマンスレベルが近い状態でね」
しかしハミルトンは2018年も自分が勝つという確信をもって戦いに臨むと述べている。
「来年にも同じ気持ちの持ち方で臨む」とハミルトンはBBCに対して語った。
「トレーニングをして新しいシーズンへの準備をしているときには、来年タイトル争いができると固く信じている。そうはいかないこともあるけれど、そういう気持ちで臨むことが重要なんだ。5位になると思いながら戦ってもうまくいかない。勝つんだという心持ちに自分を持っていく必要がある」