トップへ

ジャービスの後任は2017年スパ24時間ウイナーに。新生“ベントレー・ボーイズ”誕生

2017年12月18日 13:52  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年にデビュー予定の新型『ベントレー・コンチネンタルGT3』
12月15日、ベントレー・モータースポーツは2018年のドライバーラインアップを発表し、6名からなるワークスドライバーチーム“ベントレー・ボーイズ”にジュール・グーノンを新たに迎えた。

 ベントレー・チームMスポーツとしてブランパンGTシリーズやニュルブルクリンク24時間、バサースト12時間などのGT3レースに『ベントレー・コンチネンタルGT3』で参戦しているベントレー。

 2017年シーズン、チームはブランパンGTシリーズ第6戦ポール・リカール6時間での総合優勝や、第7戦スパ・フランコルシャン24時間での総合2位など、シーズンを通して好成績を残し最終戦までタイトル争いを展開。

 その最終戦ではマシントラブルによってリタイアを喫しシリーズタイトルこそ逃したものの、アンディ・ソウセック/マキシム・スーレ/ビンセント・アブリル組が駆る8号車ベントレーがエンデュランスカップ・チームズチャンピオンを獲得した。

 そんなベントレーは2018年も、ディフェンディングチャンピオンとなったソウセック、スーレ、アブリルの3名に加え、僚友7号車ベントレーをドライブしたスティーブン・ケイン、ガイ・スミスの計5名を継続起用することをアナウンス。
 
 一方、今季新加入したオリバー・ジャービスがわずか1シーズンでチームを離れ、北米IMSAシリーズに参戦するマツダ・チームヨースト陣営に移籍したことからベントレーはその後任として2017年スパ24時間の総合優勝ドライバーであるグーノンと新たに契約を結んだ。

 伝統の“ベントレー・ボーイズ”の仲間入りを果たした若手フランス人ドライバーは、ケインと大ベテランのスミスとともに7号車ベントレーをシェアしブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップ、鈴鹿10時間耐久レースを含むIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの全ラウンドを戦うこととなる。

「耐久レースにおいて堅実さは勝負の鍵となるものだ」とベントレー・モータースポーを率いるブライアン・ガッシュ氏は語る。

「我々と5人のドライバーたちは長年にわたって関係を継続し続け、年を重ねるごとに強さを増していることからもそのことが証明できているはずだ」

「新たにメンバーに加わったジュール(・グーノン)は、22歳という若いドライバーであるが、チームに適応するペースや順応性を持っていることをすでに示してくれている。これからのキャリアを発展させるために、彼をサポートしていくのが楽しみだよ」

「そして、我々は2月のバサーストから始まる2018年シーズンが待ちきれないんだ」

 なおベントレーは今年11月、市販車のモデルチェンジに合わせて第2世代となる『コンチネンタルGT3』を発表し、2018年にレースデビューさせる予定であるとアナウンスしている。

 しかし、2月2~4日に開催されるバサースト12時間ではホモロゲーション登録時期の関係から現行マシンでの参戦になるといい、新型『コンチネンタルGT3』の実戦デビューは4月21~22日に行われるブランパンGTシリーズ第2戦(エンデュランスカップ開幕戦)モンツァになる見込みだ。