2019年から始まる電動バイクによる新たなチャンピオンシップ『FIM Moto-e World Cup(Moto-eワールドカップ)』。このMoto-eにはイタリア・モデナを本拠地とするエネルジカ・モーターカンパニーが開発する電動スーパーバイク『ENERGICA EGO(エネルジカ エゴ)』が供給される。
エネルジカはイタリア初となる高性能電動バイクメーカー。現在、エネルジカの電動バイクはヨーロッパとアメリカで販売されており、エゴのほか『ENERGICA EVA』、『ENERGICA EVA ESSEESSE9』の3モデルがラインアップされている。
すべてのモデルはDC急速充電機能が装備されており、30分以内に充電が可能。『CCSコンボ』という充電規格を基準とするDC急速充電機能の技術を搭載する電動バイクを販売するのは、今のところエネルジカだけだという。
Moto-eワールドカップのワンメイク車両となるスーパーバイク『エゴ』の市販車両スペックは、107kW/6000rpmで最高時速240キロ。1度の充電で120マイル(約193キロ)の航続が可能だという。欧州地域での販売価格は2万5400ユーロ(約336万円)から。
なお、レースでは専用に調整された車両が使われることになる。