映画『ちはやふる -結び-』の主題歌をPerfumeが手掛けることが発表。あわせて主題歌入りの予告編と新たなビジュアルが公開された。
主題歌に起用されたのは、Perfumeの新曲“無限未来”。映画で主人公・千早たちの高校最後の夏が描かれることから、小泉徳宏監督より「同じ花は二度と咲かないように、二度と戻ってくることはない“この一瞬”を表現した音楽を作って欲しい」というリクエストがあって書き下ろされた楽曲だという。卒業が迫る登場人物たちを連想させる歌詞や、競技かるたの動きを思わせるフレーズも盛り込まれている。同曲は来春にシングルとしてリリースされる予定だ。
前作『ちはやふる -上の句・下の句-』にも主題歌として“FLASH”を提供していたPerfume。映画『ちはやふる』との再タッグについてあ~ちゃん(Perfume)は「次回作をいちファンとして楽しみにしていたので、『次回も主題歌を』と言っていただいた時には、大好きな作品なので、本当に嬉しかったです」とコメントしている。
『ちはやふる -結び-』を観た感想についてかしゆかは(Perfume)は「完結編で“卒業”がテーマだけど、ただただ悲しいのではなくて、希望に溢れている感じが伝わって来て、観ていて心地よかったです」と語っているほか、主題歌“無限未来”についてのっちは(Perfume)「見えない未来だけどその未来がキラキラしていて、そこに行きたい気持ちや不安など千早ちゃんたちの世代のみんなが持つ気持ちが、この曲に詰まっている気がします」とのコメントを寄せている。
また主演の広瀬すずはPerfumeの主題歌について「映画をみた後にエンディングで私も初めて聞いて、なんて、素敵なんだろうと、思いました。聞いた瞬間に一気に涙が出てきて、『ちはやふる』の色や繊細さが主題歌から感じられて、感無量でした」とコメント。
今回の発表とあわせて原作者・末次由紀が広瀬すず演じる主人公・千早とPerfumeの4人を描いたイラストが公開。Perfumeの3人は「絵の中で千早ちゃんに会えました!夢のコラボ!末次先生ありがとうございます」と喜びを表している。
予告編では新田真剣佑演じる新が千早に想いを告白する場面や、野村周平演じる太一が千早を抱きしめるシーン、千早が新に「勝ちに行くから」と宣言する姿、新と太一の試合の様子などが確認できる。また新入生・花野菫役の優希美青、筑波秋博役の佐野勇斗(M!LK)、映画版オリジナルキャラクターとなる準クイーン・我妻伊織役の清原果耶、名人・周防久志役の賀来賢人の姿も映し出されている。
2018年3月17日から公開される同作は、昨年に「上の句」「下の句」の2部作で公開された末次由紀原作による実写映画の完結編。「卒業」をテーマに据え、高校3年最後の全国大会を目指す瑞沢高校競技かるた部の姿が描かれる。
■あ~ちゃん(Perfume)のコメント
・『ちはやふる』との再タッグについて
次回作をいちファンとして楽しみにしていたので、「次回も主題歌を」と言っていただいた時には、大好きな作品なので、本当に嬉しかったです。
・『ちはやふる -結び-』を観た感想
印象的なシーンが多くて、「盛り込みすぎ!泣かせすぎ!」という感じでした(笑)。友情も描かれていて、ただただ真っ直ぐな気持ちで一つのことを想い続ける人は強いな、と思いました。考えさせられるし、勇気も貰うことができて、色んな気持ちになりました。
周防名人の台詞で「一瞬を永遠に留められることができるという事を忘れないで」という言葉がありましたが、私たちも色んな人の心にとめてもらえるような一瞬を描きたいと思いながら歌っているので、ジーンと来ました。
・主題歌“無限未来”について
レコーディングをしたときに、中田さんもきっと「ちはやふる」が好きで感情移入しているんだろうな、と思える仕上がりになっていてうるうるしてしまいました。タイトルが「無限未来」と初めての漢字だけのタイトルで印象的です。“無限未来”という言葉が歌詞にも出て来るんですが、響きがとても良く、一言一言が心に響きます。
■のっち(Perfume)のコメント
・『ちはやふる -結び-』を観た感想
最高でした!とても感動したし、また千早ちゃんたちに会えた喜びが大きかったです。新が千早に想いを伝えるシーンを観ることができて、ドキッとしました。
・主題歌“無限未来”について
見えない未来だけどその未来がキラキラしていて、そこに行きたい気持ちや不安など千早ちゃんたちの世代のみんなが持つ気持ちが、この曲に詰まっている気がします。
■かしゆか(Perfume)のコメント
・『ちはやふる -結び-』を観た感想
「結び」なので、完結編で“卒業”がテーマだけど、ただただ悲しいのではなくて、希望に溢れている感じが伝わって来て、観ていて心地よかったです。
・主題歌“無限未来”について
この曲が『結び』の最後のエンドロールで流れる時に、映画と合うんだろうかと不安もあったので、すずちゃんの感想を聞いて勇気を貰えました。
・『ちはやふる』の魅力について
「ちはやふる」は、一人ひとりのキャラクターが自分の目標や夢に向かって一生懸命で、揺るがない決心が漫画の中から伝わってくる作品です。かるたシーンのスピード感も風が吹くくらい感じられて、「ちはやふる」に、末次先生の絵の素晴らしいところが沢山詰まっているのだと思います。(かしゆか)
■広瀬すずのコメント
前作に続きPerfumeさん、ほんと、嬉しすぎます。
Perfumeさんの色でちはやふるが完成されたので、今回も、また鮮やかに染めて頂いて心から感謝感謝です。
映画をみた後にエンディングで私も初めて聞いて、なんて、素敵なんだろうと、思いました。
聞いた瞬間に一気に涙が出てきて、「ちはやふる」の色や繊細さが主題歌から感じられて、感無量でした。
まさに、最終章というしっとりした音たちに急に心が寂しくなって、でも光ってる何か一本の糸のようなもので繋がっていて、切っても切っても切れる事はないだろうなという太さというか。大好きな一曲になりました。
監督から、自信あります。という言葉が出た瞬間のあの表情を私は目の前でみました。私も、そう思います。出し切って、すごく気持ちがいいです。必ず最高の青春映画を届けられると思います。3部作の中でも、1番苦しく、切なく、愛おしい一本になりました。宝物です。
■小泉徳宏監督のコメント
映画『ちはやふる』は、この作品に関わった人たちの人生を
切り取ったドキュメンタリーでもあると思っています。
前作から2年が経ち、役者もスタッフも確実に
その分の成長を遂げて帰ってきました。
であるなら主題歌もやはり、
同じだけパワーアップしたあの方々に。
前作の主題歌は『古典と最先端を結びつけてくれる歌を』とお願いしました。
でも今回は、あらゆる意味でそれを上回っていきます。
『百人一首のように、千年先にも残る歌を』
千年もの時を越えていくPerfumeのその一年目を、
その目で、その耳で、見届けて欲しいです。
■末次由紀のコメント
「ちはやふる」の続編も、Perfumeさんに楽曲を担当していただけるということになり、大変うれしく思っています。
映画の最後に流れてくる主題歌「無限未来」を聞いたときの調和!
イントロのみずみずしさに涙が出そうになりました。
本当に蒼い水の中から響いてくるようなPerfumeさんの声と調べ、それがそのまま「ちはやふる」の世界を満たしてくれています。早く皆さんと聞きたいです!