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嵐 櫻井翔のストイックすぎる仕事ぶり ドラマ『先僕』出演を機に演技活動も強化へ?

2017年12月16日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 嵐の櫻井翔が出演するドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)が本日12月16日をもって最終回を迎える。櫻井が演じたのは、商社勤めのエリートサラリーマン・鳴海涼介。会社が経営する私立京明館高校の赤字経営を立て直すため、鳴海が型破りな校長として学校運営に携わっていき、教員と生徒、それぞれの心を動かしていくというヒューマンドラマだ。


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 最終回目前となった第9話では、仕事に打ち込みすぎたことで婚約者から別れを告げられ、上司からは校長を続けるのであれば転籍するよう迫られ、さらに学校運営においても入学希望者が思うように集まらないといった窮地に立たされた鳴海。最終的に彼が選ぶ未来とは、そして登場人物たちそれぞれの交錯する思いの行方はーー。最後まで目を離すことができない展開となりそうだ。


 櫻井といえば、嵐としてデビュー以来、取捨選択ではなくすべてを掴み取ってきた覇者といったイメージがある。まさにドラマで演じた鳴海のようなエリートサラリーマンのごとく、着実に活動の幅を広げ続けている。しかし、そんな櫻井に足りなかった要素を挙げるとするならば、“演技”の仕事だ。今回のドラマ出演を機に、演技での活躍が来年以降さらに強化されていく予感がする。「これ以上仕事を増やせるのか」という疑問はあるものの、櫻井の仕事人間ぶりにはファンの視点、さらにはメンバーの視点からも「働きすぎでは」という声が聞こえてくるほどのストイックさがある。


 櫻井は14日放送の『PON!』(日本テレビ系)の「7つの質問」に答えるというコーナーにゲスト出演した。「休日は何をしているの?」の質問には「休みはフルに使いたい。できなかったことをやるからスケジュールがつまる」「連休があったらできれば海外に行きたい」と本音を吐露。「挑戦してみたいことは?」の質問には「2018年はなにも決めないで過ごす日! のんびりゆっくりするって日を作ります」と宣言した。家から出ないのは体調に合わないとのことで、ゆったりと過ごす日を作りたいという。しかし実は櫻井、今年頭に雑誌で答えた「櫻井翔の2017」でも「温泉に行きたい」「リラックスしたい」と同じようなことを語っていたのだ。今年も多忙を極めた櫻井の一年、やはりそんな間もなく、あっという間に過ぎ去ってしまったことだろう。


 今年はレギュラー仕事に加え、お正月特番の一つであるドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)での主演を皮切りに、演技の仕事に果敢に挑戦した。『先に生まれただけの僕』は、櫻井にとって4年半ぶりの連続ドラマ主演作だったが、演技面でのブランクをいっさい感じさせることなく鳴海役を熱演。来年には櫻井が主演、三池崇史が監督を務める映画『ラプラスの魔女』が公開されることもすでにアナウンスされている。己の限界を決めることなく、常に全力で活動に取り組む櫻井の姿は、視聴者はもちろん、嵐のメンバーにも刺激を与え続けていくことだろう。2018年の櫻井には、早くも今年を上回る活躍が期待される。(竹上尋子)