ロバート・クビカがすでにウイリアムズの2018年レースドライバー候補から外されたとの報道を、彼の父親が否定した。
ランス・ストロールのチームメイトを選考中のウイリアムズは、一時はクビカと合意したとも報じられたが、今週に入り、アブダビテストでクビカとともに走ったセルゲイ・シロトキンが最有力候補に浮上したとの説が出てきた。シロトキンの母国ロシアのメディアは、今週中にも契約発表がなされる可能性があると主張しているが、クビカの父アーサーは、息子が選ばれる見込みはまだあると発言した。
「私たちは今も、ロバートをウイリアムズに加入させるために戦っている」とアーサー・クビカはポーランドのSportowe Faktyに対してコメントした。
「私たちにとっていい決定が出ることを願っている。クリスマス前までに決断が下されなければ、ウイリアムズの人たちは時間をかけてじっくり考えていくということなのだろう」
「彼らにロバートを信じてもらえるよう、取り組んでいるところだ」
シロトキンはアブダビでのF1タイヤテストで優れたパフォーマンスを発揮し、さらに約20億円のスポンサーシップを用意しているといわれる。クビカにはこれだけの規模の資金を持ち込むことは不可能であるとみられる。
「もちろん、ドライバーがチームに何を持ち込めるのかは重要なことだ」とクビカの父アーサーは認める。
「ドライバーのスキル、経験、ポテンシャルが決め手になることもあるし、資金が重視される場合もある」
ポーランドのSportowe Faktyは、クビカは今週木曜にウイリアムズのファクトリーを訪問したと伝え、可能性が潰えたという説を否定している。