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「いい生活のためには子どもが欠かせない」と考える日本人は3割 「幸せな結婚生活」も6割近くが必須ではないと受け止めている模様

2017年12月15日 18:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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GfKジャパンは12月15日、理想的な生活に求めるものの意識調査結果を発表した。調査は今年夏に、世界17か国の、15歳以上の2万3000人を対象に実施。いい生活、理想的な生活に欠かせない要素は何か、複数回答で聞いた。

17か国全体では、1位が「健康」(78%)、2位が「経済的安定」(70%)、3位が「自由な時間」(68%)で、「幸せな結婚生活」や「旅行」が続いた。全体の結果では、1位から5位まで全てが50%以上から支持されていた。

日本では他国より、「精神的な充実」が「良い生活」に欠かせないと認知されている


日本の1位から3位は17か国全体と同じ「健康」「経済的安定」「自由な時間」で、支持率もそれぞれ7割程度だったが、この3つ以外の要素で半数以上から支持されたものはなく、一部の要素の偏った結果となった。

例えば、「幸せな結婚生活」の全体での支持率は60%だが、日本では43%と17ポイントもの開きがある。「子ども」も、全体の46%に対し、日本では31%だった。

リリースではこれらの結果を受け、「上位3つの要素以外は『いい生活』に絶対必要な訳では無いと考える人が多い」「未婚化や少子化の進行を裏付けるような結果」だと分析している。

また、「精神的な充実」は中国では9番目に、その他の国は10~12番目に挙げられるなど優先順位は低かったが、日本では5番目に入っている。

「大学教育」は、グローバル全体では23%から支持されていたが、日本での支持率はわずか12%。17か国全体で多く支持される要素と、日本で支持される要素にはやや違いがあるようだ。