2017年12月14日
プレスリリース
スズキ、新型『スペーシア』、『スペーシア カスタム』を発売
安全装備を充実。家族や仲間と楽しく使える軽ハイトワゴン
スズキ株式会社は、ハイトワゴンタイプの軽乗用車、『スペーシア』、『スペーシア カスタム』を全面改良し12月14日より発売する。
このたび全面改良を行った新型『スペーシア』、『スペーシア カスタム』は、お客様の安心・安全な運転を支援するスズキの予防安全技術“スズキ セーフティ サポート”を採用し、安全装備を充実させた。衝突被害軽減ブレーキ“デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)”に加え、軽自動車で初めて※1後退時の衝突被害軽減ブレーキ“後退時ブレーキサポート”を採用するなど、前後の衝突被害軽減ブレーキを全車標準装備した。
さらに、フロントガラスに進入禁止の道路標識や車両情報などをカラー表示するヘッドアップディスプレイ、周囲を立体的に360°確認できる“3Dビュー”を軽自動車で初採用※1するなど、安全運転を支援する機能を充実させた。
新型“スペーシア”、“スペーシア カスタム”は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する“セーフティ・サポートカー※2”の“サポカーS ワイド※3”に該当する。
新型“スペーシア”は“ワクワク”を、“スペーシア カスタム”は“圧倒的な迫力と存在感”を表現した、2つの個性的なデザインを採用。より広い室内空間に、低床で開口を広くした乗り降りがしやすい後席両側スライドドアや、荷室高を拡大して大きな荷物も入れやすくなったラゲッジルームなど、利便性をさらに向上させたパッケージングを採用。運転する人だけでなく後席に乗る人にも快適な機能や装備を充実させた。
軽量で高剛性の新プラットフォーム“HEARTECT(ハーテクト)”に、発進時にモーターのみで走行できる※4マイルドハイブリッドを全車に搭載し、30.0km/L※5の低燃費を達成した。
新型“スペーシア”、“スペーシア カスタム”の主な特長
1.軽自動車初※1となる後退時ブレーキサポートなど充実した安全装備
2.遊び心とワクワク感のある個性的なデザイン
3.広い室内空間とスライドドアで利便性に優れたパッケージング
4.乗る人全員が快適に過ごせる様々な装備
5.モーターのみで走行できる※4マイルドハイブリッド
販売目標台数(月間)
『スペーシア』、『スペーシア カスタム』 合計1万2000台
※1 2017年12月現在、スズキ調べ。
※2 自動ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車)の愛称。略称・サポカー。
※3 安全運転サポート車のうち、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される“サポカーS”の区分のひとつ。“サポカーS ワイド”は、自動ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車。
※4 モーターによる走行は、アイドリングストップ後の停車状態からの発進時、ブレーキから足を離してアクセルを踏まなくても車がゆっくりと動き出すクリープ走行(最長10秒間)が可能。
※5 燃料消費率JC08モード走行(国土交通省審査値)。HYBRID G(2WD車)。
* 安全運転を支援する機能は、交通事故の防止や被害軽減に役立ちますが、検知性能・制御性能には限界があり、状況によっては正常に作動しない場合があります。これらの機能に頼った運転はせず、常に安全運転を心がけてください。
メーカー希望小売価格
スペーシア:133万3800円~158万9760円(税込)
スペーシア カスタム:157万6800円~190万8360円(税込)
* 2WDは前輪駆動。
* 価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
* 環境対応車普及促進税制による自動車取得税の減税措置は平成31年3月31日新車届出、自動車重量税の減税措置は平成31年4月30日新車届出まで。
* メーカーオプション(価格は消費税8%込み)
新型“スペーシア”、“スペーシア カスタム”の特長
1.軽自動車初※1となる後退時ブレーキサポートなど充実した安全装備
後退時の衝突被害軽減ブレーキを軽自動車で初採用※1
●リヤバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知し、自動でブレーキをかけることで後退時の衝突回避または被害軽減を図る“後退時ブレーキサポート”を軽自動車で初めて採用※1した。さらに後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーを搭載した。
●単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ“デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)”をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストを搭載した。さらに、高速道路などの逆走防止などに役立つ“標識認識機能[進入禁止]”をスズキで初めて採用した。
*標識認識機能はヘッドアップディスプレイ装着車のみの機能
フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイを軽自動車で初採用※1
●フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイを軽自動車で初めて採用※1した。
●ディスプレイ表示がドライバーの運転目線により近いため、より少ない視線移動で前方の状況を把握しながら車両情報を確認でき、安全運転をサポートする。
●ディスプレイには、車速、シフトポジションといった基本情報や、デュアルセンサーブレーキサポートの警告表示、進入禁止の道路標識などを直感的に理解しやすいカラーで表示する。
周囲を立体的に360°確認できる3Dビューを軽自動車で初採用※1
●フロント、リヤ、サイド(左右)の計4カ所に設置したカメラの映像を合成・処理し、自車の周辺を俯瞰的に見ているような映像をモニターに映し出す全方位モニターに、周囲を立体的に360°確認できる“3Dビュー”を軽自動車で初めて採用※1した。
●自車の前方および後方で左右から人や物が自車に近づいてくることをお知らせする、“左右確認サポート機能”も搭載した。
*全方位モニター用カメラパッケージ装着車は対応ナビゲーション装着を前提とした仕様
その他安全装備
●運転席、助手席SRSエアバッグに加えて、フロントシートSRSサイドエアバッグを全車に標準装備した。さらに、スペーシア カスタム“HYBRID XSターボ”には、あわせてSRSカーテンエアバッグを標準装備した。
●スリップや横滑りを抑えて運転操作をサポートするESP(R)を全車に標準装備した。
●ハザードランプが自動で高速点滅し、後続車に急ブレーキを知らせ注意を促すエマージェンシーストップシグナルを全車に標準装備した。
●衝撃を効率よく吸収・分散する軽量衝撃吸収ボディー[TECT]、歩行者の頭部、脚部へのダメージを軽減する歩行者傷害軽減ボディーを採用した。
●運転席に加えて助手席にもシートベルトリマインダーを装備した。(HYBRID Gを除く)
* ESPはDaimler AGの登録商標
2.遊び心とワクワク感のある個性的なデザイン
エクステリア
厚みのあるフロント部、切り立ったフロントガラス、丸四角いボディーに高いベルトラインで、実際の広さだけでなく見た目にも広さや大きさを感じるデザイン。ボディーサイドに施したビードやサイドドアガラスを囲んだドアは、旅の道具を詰め込むときのスーツケースをモチーフに、“ワクワク感”を想いながら、遊び心があり愛着のもてるデザインとした。
<スペーシア>
●“ワクワク、楽しさ”を感じる新しいスタイル。
●特徴的な塗り分けの2トーンルーフ車には、“ワクワク感”を演出するルーフレールを装備した。(HYBRID Xの2トーンルーフパッケージ装着車)
●スーツケースのキャスターをイメージしたフルホイールキャップ。スーツケースのバックルやジッパーをイメージしたメッキグリルを採用した。(HYBRID X)
●車体色は、水色“オフブルーメタリック”、新色の緑色“ツールグリーンパールメタリック”、新色のピンク色“チアフルピンクメタリック”をはじめ、モノトーン10色、2トーン4色の全14パターンを設定した。(2トーンはHYBRID Xに設定)
<スペーシア カスタム>
●圧倒的な迫力と存在感を強調するボリュームのある大型メッキフロントグリルやLEDヘッドランプにより、精悍で迫力あるデザインとした。
●ワイド感を強調するアンダーグリルやLED加飾、低く構えたサイドアンダースポイラーやリヤバンパーを採用し存在感を高めた。(LED加飾はHYBRID GSを除く)
●車体色は、白色“ピュアホワイトパール”をはじめ、モノトーン9色、2トーン5色の全14パターンを設定した。
インテリア
水平基調のスタイリングで伸びやかさと見晴らしのよさを表現したインパネ形状により、運転席前の視界を確保し、開放感のある広々とした室内空間を演出した。インテリアにもスーツケースをモチーフにしたカラーパネルを採用し、エクステリアと一体感のあるデザインとした。
<スペーシア>
●引き締まった印象のブラック内装を採用。エアコンルーバーやドアトリムなどに赤色のアクセントカラーを取り入れ、遊び心を盛り込んだ空間とした。
●HYBRID Xには、明るく広々とした雰囲気のベージュ内装も設定し、お好みの内装色を選択可能とした。
<スペーシア カスタム>
●ブラックを基調とし、ブラックパールのカラーパネルを採用したほか、上品なピアノブラックや華やかなメッキ加飾、存在感のあるシルバー加飾を随所に施して、迫力のあるインテリアとした。
●本革を採用したシフトノブ、ステアリングや、肩まわりを強調したレザー調の専用シートを採用した。赤ステッチをシフトノブ、ステアリング、シート表皮に施し、迫力のある印象とした。(HYBRID XS、HYBRID XSターボ)
3.広い室内空間とスライドドアで利便性に優れたパッケージング
広い視界と室内空間
●新プラットフォーム“HEARTECT(ハーテクト)”を採用。低床を維持しつつ全高を上げることで室内を高くして居住性を向上させた。さらに、前後乗員間距離を拡大し足元空間を広げた。
●前席、後席ともにヒップポイントを高くしたことで、アイポイントを高め、見晴らしがよく、より運転しやすいレイアウトとした。
●前席の左右乗員間距離を30mm※6、ショルダールームを25mm※6拡大、後席はヘッドクリアランスを45mm※6拡大し、前後席ともにリラックスできる室内空間とした。
●フロントガラス左脇にサイドアンダーミラーを設置し、側方ドアまわりの死角を減らし、側方視界を向上させた。
●車両後方の死角にある障害物を確認しやすくする後方視界支援ミラーをバックドア上部に設置した。(HYBRID Gを除く)
●ホイールベースを2,460mm(+35mm※6)に拡大しながらも、4.4mの最小回転半径を実現した。(14インチタイヤ装着車)
※6 先代モデルとの比較
後席両側スライドドアで優れた乗降性
●リヤステップ地上高を345mmとし、フロアの低さを継承した。Bピラー両側に設定した乗降グリップの位置を低く抑え、大人も子どもも乗り降りしやすいレイアウトとした。
●後席に座る人がより楽に乗り降りができるよう、スライドドア開口幅を20mm※6広げて600mmに、開口高を20mm※6高くして1,250mmとした。
●パワースライドドアが閉まる動作中にドアロックを予約できる“パワースライドドア予約ロック機能”や、任意の位置でスライドドアを一時停止できる“パワースライドドア一時停止機能”を採用した。
●前席ドアに、駐車場でのドア接触防止のため中間二段ストッパーを採用した。一段目を隣のクルマにぶつかりにくい位置に設定し、狭い駐車場でも楽に乗り降りできる。
多彩なシートアレンジ
●ワンアクションで素早く格納・復帰できるワンタッチダブルフォールディング式リヤシートを採用した。
●リヤシート背面に設置した後席スライド用ストラップでシートのスライド操作ができる。
広い荷室スペース
●開口地上高を低く抑え、広い開口部と高い荷室高で大きな荷室スペースを実現した。
●リヤシート形状を工夫し、リヤシートを格納した際のラゲッジ面の段差を抑えた。リヤシートを両席格納すると27インチ自転車を搭載可能※7。さらにバックドア下段のトリムに溝を設け、自転車のタイヤを溝に沿わせることで自転車を積みやすくするガイドを設置した。
※7 自転車の形状によっては、積載できない場合がある
豊富な収納スペース
●ふた付きのインパネアッパーボックス(助手席)、引き出し式のインパネボックス(助手席)、助手席シートアンダーボックス、リヤクォーターポケット+アクセサリーソケット(後席右側)(HYBRID Gを除く)など、前席、後席に豊富な収納スペースを設置した。
4.乗る人全員が快適に過ごせる様々な装備
快適な室内空間を実現するスリムサーキュレーターと風量調整機能付エアコンルーバー
●車内の空気を循環し、エアコン使用時の前後席の温度差を少なくするスリムサーキュレーターをスズキで初採用※1した。コンパクトで天井になじむデザインとし、広い室内空間を確保した。
●エアコン風を段階的に拡散させることができるエアコンルーバーを軽自動車で初採用※1した。エアコン風の肌当たりを和らげ、快適な室内空間を実現した。
その他快適装備
●前席はサンバイザーを大型化して直射日光を遮りやすくし、後席は直射日光を遮る、引き出し式のロールサンシェードをリヤドアトリムに採用した。(HYBRID Gを除く)
●後席乗員が停車中に小物や飲み物を置くのに便利な、パーソナルテーブルを左右に設置した。(HYBRID XS、HYBRID XSターボ)
●ライトスイッチがオートの位置でなくても、エンジンを切って運転席ドアを開けるとヘッドランプを自動消灯する、ライト自動消灯システムを全車に標準装備した。
5.モーターのみで走行できる※4マイルドハイブリッド
マイルドハイブリッドを全車に搭載
●ISG(モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーを大容量化したマイルドハイブリッドを搭載した。モーターによるクリープ走行と、幅広い速度域でエンジンをモーターがアシストすることで燃料消費を抑制し、30.0km/L※5の低燃費を達成した。
●減速して車速が約10km/h以下になり、アクセルもブレーキも踏んでいない時や、アイドリングストップ後の停車からの発進時に、最長10秒間のモーターによるクリープ走行を可能にした。
●発進から約100km/hまでの加速時に、ISGがモーターアシストを行いエンジンの負担を軽減することで燃料の消費を抑える。
*ISG=Integrated Starter Generator(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)
優れた燃費性能と力強い走りを実現するパワートレイン
●新型ワゴンRに搭載したR06A型エンジンをベースに、エンジンの冷却性能を強化した。(NA車)
●優れた燃費性能と力強い走りを実現しながら約5kgの軽量化を達成したCVTを新採用した。
●坂道や高速道路での合流などで役立つ、力強い加速でスムーズに走行できるパワーモードを搭載した。エンジンとCVTの制御に加えて、ISGによるモーターアシストでトルクアップする。
軽量で高剛性の新プラットフォーム“HEARTECT(ハーテクト)”の採用
●新プラットフォーム“HEARTECT(ハーテクト)”を採用し、低燃費性能に加え、軽量・高剛性を両立させた。さらに、防音材や遮音材を最適に配置することで静粛性を高めた。
●プラットフォームやボディー、足まわりなどの軽量・高剛性を両立し、さらにサスペンションを新設計して乗り心地を向上した。
『スペーシア』WEBカタログ
http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/
『スペーシア カスタム』WEBカタログ
http://www.suzuki.co.jp/car/spacia_custom/