2018年からFIA F2(旧GP2)に参戦するチャロウズ・レーシングシステムがドライバーラインアップを発表。アントニオ・フォコとルイ・デレトラズのふたりを起用する。
チェコ・プラハに拠点を構えるチャロウズは、元レーシングドライバーのアントニン・チャロウズが1985年に立ち上げたチームだ。
この新チームから2018年シーズンに挑むフォコとデレトラズは、ともに2017年もFIA F2に参戦したドライバーでフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属している。フォコはプレマから参戦し、シーズン1勝を挙げてランキング8位を獲得した。
デレトラズはラパックスから参戦してランキング17位。アブダビで行われたオフシーズンテストではMPモータースポーツから参加しデイ1、デイ2の午前セッションで最速タイムを記録している。
「フェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属するルイとアントニオというふたりを、FIA F2参戦初年度に招くことができ、うれしく思う」とチーム代表のチャロウズ。
「ふたりは2017年がF2参戦初年度だったが、素晴らしい走りをしていたし、シーズンを通して多くのことを学んでいた」
「これまでの経験をいかし、2018年には素晴らしい働きをすると確信しているし、競争の激しいFIA F2でトップ争いができると考えている」
フォコは「チャロウズ・レーシングシステムに加わり、FIA F2で新たな挑戦に挑めて幸せだ」とコメント。デレトラズは「フォコとは数年間、活動をともにしているから、一緒に戦うことが待ち遠しい」としている。
FIA F2には2018年からV6ターボエンジンとドライバー保護システム“ハロ”を採用した新型マシンが導入。チームには2018年1月中旬には1台目のマシンが、その後2月中旬には2台目のマシンが供給される予定だ。