CCCグループ、主婦の友社の買収を正式発表

　CCCグループのカルチュア・エンタテインメントが、大日本印刷が保有する主婦の友社の全株式（議決権比率99.9%）を取得し、12月15日付で子会社化したことを発表した。

　創業100年以上の歴史がある主婦の友社は、「レイ（Ray）」や「ミーナ（mina）」といった世代やジャンルごとにカテゴライズされたファッション誌をはじめ、料理や育児、健康など、生活・実用書籍を刊行するほか、ライトノベルのレーベルとしてヒーロー文庫を創刊するなど、幅広い読者層に向けたライフスタイル提案を行っている。
　生活提案に強みを持つ出版社を複数有するカルチュア・エンタテインメントは、主婦の友社を子会社化することで、主婦の友社の培ってきた編集力やノウハウ、取引先や読者との信頼関係を活かしながらCCCグループの各事業や企画力と掛け合わせて新しいライフスタイル提案を行っていきたい考え。カルチュア・エンタテインメントの映像・音楽事業との連携による出版のほか、CCCグループが有する会員基盤や、TSUTAYAや蔦屋書店をはじめとした店舗プラットフォーム、Tポイントのデータベースなどのグループリソースを活用した立体的なサービス展開により、出版業界の活性化に寄与していくという。