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2017年に最も食べられた野菜「たまねぎ」3年連続1位 じゃがいもはトップ3から陥落

2017年12月14日 17:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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タキイ種苗は12月12日、野菜に関するアンケート調査の結果を発表した。対象は全国の20歳~64歳の男女310人。2017年に最も食べる機会があった野菜は「たまねぎ」で、3年連続トップを飾った。2位の「きゃべつ」も3年連続2位だった。

一方、昨年3位の「じゃがいも」は6位に転落。代わりに昨年4位の「トマト」が3位に、昨年6位の大根が5位に浮上した。

「いつも同じ野菜ばかり買ってしまう」との悩みも7割以上が抱えている


1位から25位までのうち、17位の枝豆を除く24種で女性の摂取頻度のほうが男性より高かった。特に「にんじん」に関しては、女性の61.3%が「食べる機会が多かった」と回答しているのに対し、男性は41.3%と20ポイントもの差がついている。

よく食べられる野菜が固定している反面、「いつも同じ野菜ばかり購入してしまう」という悩みを持つ人は74.5%にも上る。特に、20、30、40代女性と20代男性では回答割合が8割を超え、野菜のマンネリ化に陥っていることが明らかになった。

近年の野菜価格の高騰を受けて工夫していることとして、男女とも最多だったのは「安いものを買う」だが、女性は67.7%、男性は47.7%と、男性のコスト意識の低さが伺えた。男性は、「安いものを買う」の次に多かった回答が「特に工夫はしていない」(32.3%)だったこともあり、女性に比べて野菜摂取への意識が弱いのではないかと推測される。

「安さよりも国産かどうかを気にする」という回答は年代の高い女性に特に多い。20代の男女で安さより国産かどうかを気にする人は、男性41.9%、女性48.4%といずれも50%を下回っていて、若い世代は産地へのこだわりより価格の手頃さを優先している実情が伺える。

ミールキットの興味関心は若い世代を中心に高い傾向

一食分の必要材料とレシピが届く「ミールキット」は、献立を考えたり食材を買いに行く手間が省ける利点から、「日経トレンディ」が発表した「2017ヒット商品ベスト30」で4位に入るなど、注目されつつある。しかし、調査ではミールキットの認知度が17.1%に留まることが判明した。

ただ、ミールキットに興味があるか訊ねると、31.3%が「ある」と答えたほか、20代では41.9%、40代では40.3%が「興味はある」と答えていて、若い世代を中心に高い関心を集めていると分かった。リリースでは、「今後、若い世代から認知度・興味関心・利用度が高まるにつれて、さらなるトレンドとなっていくことも予感できる」と述べている。