トップへ

グランプリのうわさ話:クビカとの交渉は打ち切りか。名門復活を期するウイリアムズの選択

2017年12月14日 13:22  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

写真
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

・・・・・・・・・・・・・・・

 セルゲイ・シロトキンが、2018年にウイリアムズでF1デビューを果たす可能性が高まってきた。消息筋によると、ロバート・クビカとの交渉は、先週唐突に打ち切られたという。

 過去にザウバーとルノーで、何度かFP1セッションに出走した経験のあるシロトキンは、アブダビで行われたタイヤテストに参加し、予想以上のスピードと一貫性でウイリアムズに好印象を与えていた。

 また、彼にはロシアのSMP銀行の支援があり、1800万ユーロ(約24億円)とも言われるスポンサーシップパッケージは、今年限りでいくつかのスポンサーを失うウイリアムズにとって、きわめて魅力的なものだ。

 シロトキンの起用が決まると、ラリー中のアクシデントで重傷を負った後、7年ぶりのF1復帰にチャレンジしたクビカの夢は終わりを告げることになる。

 ウイリアムズとしては、名門復活に向けての切り札として、技術面の能力に優れたクビカを乗せることを考えていたに違いない。しかし、背に腹は代えられず、とりあえず2018年シーズンを生き延びるための選択をすることになりそうだ。

続きはF1速報WEBで連載中

■フェラーリエンジニアをメルセデスが引き抜き
 イギリスのブリックスワースにあるメルセデスのパワーユニット部門が、フェラーリのエンジン担当チーフデザイナーだったロレンツォ・サッシを迎え入れようとしている……
■行き詰る第2のアメリカGP開催計画
 アメリカ合衆国で第2のグランプリを開催するというリバティ・メディアの計画は、完全に行き詰まっているようだ……
■インテルラゴス強盗事件の裏に政治の動きあり
 今年、ブラジルGPの週末前後に、F1関係者を狙った強盗事件が多発したのには、ある政治的な理由があったとの見方が出ている……