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ウイリアムズF1、金曜にも2018年ドライバーを発表との報道。シロトキン起用説が高まるなか、チームは沈黙

2017年12月14日 08:01  AUTOSPORT web

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アブダビF1テストにウイリアムズから参加したセルゲイ・シロトキン
ウイリアムズF1チームが、2018年のドライバーラインアップを今週金曜にも発表する見込みであるとロシアメディアが伝えている。

 残留が決定しているランス・ストロールのチームメイト候補として、ロバート・クビカが最有力であると考えられてきたが、アブダビでのタイヤテストの後、クビカとともに走ったロシア出身のセルゲイ・シロトキンの起用が濃厚であるとの説が突然浮上した。

 テストで見せたシロトキンのパフォーマンスが優れていたことと、彼が母国ロシアのSMP銀行からのスポンサーシップ1,500万~2,000万ドル(約17億~22億円)を持ち込むことが決め手になり、ウイリアムズはクビカを2018年レースドライバー候補から除外し、シロトキンを選んだと、複数のメディアが報じている。クビカはレースペースは問題ないものの、予選ペースにおいてシロトキンほどの速さがなく、また彼ほどの資金を持ち込むこともできないといわれている。


 ロシアのTass通信は、ウイリアムズは15日金曜にも2018年のドライバーを発表する見通しであると伝えた。


「ロシアのモータースポーツファン全員が、近々シロトキンとウイリアムズについての発表を聞くことを心待ちにしている」とロシアのモータースポーツ連盟のボス、イゴル・イエルミリンは語っている。     

「私の理解では、話し合いは進み、セルゲイとSMPレーシング(SMP銀行の創設者で富豪のボリス・ロマノビチ・ローテンベルクが立ち上げたレーシングチーム)は懸命に交渉にあたっている」とイエルミリンはSportboxに対してコメントした。

 ロシアメディアは、ウイリアムズにとって、シロトキンとの契約がまとまらなかった場合の“プランB”はダニール・クビアトであると推測している。ロシア出身のクビアトは、2017年アメリカGPを最後にトロロッソから放出された。

「我々としてはチームにふたりのロシア人が起用されることが理想だが、残念ながらそれは現実的には不可能だ」とイエルミリン。
 
「いずれにしても、どちらもウイリアムズ、あるいは他のチームのレースドライバーに値する力を持っている」
 
 The Driveの12日の報道では、ウイリアムズにコンタクトを取ったところ、スポークスパーソンは契約内容については語らず、今週金曜にも発表されるという説に関しては「いまのところ、発表日は決めていない」と答えたということだ。