レクサスのSUVラインアップでLX、NXと並び中核を担う主力モデル『RX』に、流麗かつ力強いエクステリアの印象はそのままに3列シートのロングバージョンを実現した『RX450hL』が登場。12月7日より発売開始となっている。
この11月に開催されたLAオートショーでワールドプレミアとなった、このグローバル・モデルのロングバージョンが、早くも日本市場に投入された。
弟分であるNXにも通ずる、スピンドルグリルを軸とした堂々としたスタイリングはそのままに、全長とホイールベースを拡大。その延長分を活かして電動格納式のサードシートを採用し、7人乗り仕様のロングバージョンを実現している。
この『RX450hL』の登場で、レクサスとしてはトヨタブランドの世界的SUVである『ランドクルーザー200』をベースとした『レクサスLX』に続く、2機種目のサードシート装着車が投入されたことになる。
その3列シート化に際しては、1列目から3列目にかけて視点を高くするシアタースタイルの空間構成としたほか、左右に配置した3列目専用のエアコンを採用。分割可倒式のセカンド・サードシートにより、段差感の少ないフラットなフルラゲージモードなどの幅広いシートアレンジを可能としている。
また、プレミアム・ブランドとしてその乗降性にも気を配り、ワンタッチで前に倒れるセカンドシートの採用により、乗降性の良さに配慮するなど優れた利便性を確保した。
この『RX450hL』の追加投入に合わせて『RX』のラインアップ全体にも一部改良が施され、標準装備となる18インチアルミホイールをよりメタリックな塗装としたほか、セキュリティ機能を強化。また、レクサスのターボエンジン搭載ラインアップ充実に鑑み、これまで『RX200t』としていたダウンサイジングターボ搭載車の名称を『RX300』に変更している。
この3列シート採用のロングバージョンとなる『RX450hL』は、現状は3.5リッターV6自然吸気にTHSⅡを組み合わせたハイブリッドモデルのみの設定となり、価格は769万円。
そのほか、『RX』の通常ラインとなる『RX300』は497万2000~622万1000円。ハイブリッド仕様の『RX450h』は、604万7000~743万6000円となっている。
公式サイト:http://lexus.jp/models/rx/