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フォーミュラE:アウディ、シリーズ初のインシーズンテストでマクラーレン育成の若手を起用

2017年12月13日 14:12  AUTOSPORT web

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フォーミュラEに参戦しているアウディスポーツ・アプト・シェフラー
フォーミュラEにアウディスポーツ・アプト・シェフラーとして参戦しているアウディは、2018年1月13日に開催される2017/18年シーズン第3戦マラケシュePrixの翌日に、行われる初のインシーズンテストに参加する。

 フォーミュラEのルーキーテストについては実施要件が厳格に規定されており、フォーミュラE参戦に必要なE-ライセンスを所持しておらず、過去にフォーミュラEに出場した経験がないドライバーのみが参加できる。

 そのため、アウディはフォーミュラE参戦経験を持たないニコ・ミューラーとニック・デ・フリースの2名をテストに起用する。ミューラーは2017年のDTMドイツツーリングカー選手権にアウディ陣営から参戦したドライバーだ。

 デ・フリースはマクラーレンのヤング・ドライバー・プログラムに加わっている若手ドライバーで、2017年はFIA F2に参戦。また2017年シーズンはクラッシュで負傷したマイク・ロッケンフェラーの代役としてDTMにスポット参戦したほか、10月末に行われたDTMヤングドライバーテストにアウディから参加している。

 アウディスポーツ・アプト・シェフラーのチームプリンシパルを務めるアラン・マクニッシュは「シーズン中のテストは特別な機会だ。ニコとニックには我々のe-トロンFE04をドライブしてもらい、マシンの感触やフォーミュラEの特別さを感じてもらいたい」と語る。

「ニコはアウディファミリーの一員であり、ニックについてはレースキャリアを注視してきた」

「どちらのドライバーもキャリアのはじまりはシングルシーターだから、うまくテストをこなしてくれると考えているよ」

 フォーミュラ・ルノー3.5でレースキャリアをスタートさせたミューラーは、フォーミュラEマシンをドライブすることは長年の夢だったという。

「ひとりのファンとしてフォーミュラEを見てきた。残念ながら、テレビを通してだったけどね」とミューラー。

「(DTMで所属した)アプト・スポーツラインのファクトリーを訪れた時、僕のDTMマシンの隣で、よくフォーミュラEマシンがパッキングされていたんだ。その時からドライブしたくて、たまらなかった」

「今回、こういった機会を得ることができて本当に興奮している」

 このルーキーテストは2018年1月14日に、第3戦マラケシュE-Prixと同じストリートコースで開催。インストラクターとして2016/17年チャンピオンのルーカス・ディ・グラッシも参加するという。