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「エル シネマ大賞」長澤まさみや中条あやみが受賞、新設の男性部門には坂口健太郎を選出

2017年12月12日 23:13  Fashionsnap.com

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(左から)中条あやみ、坂口健太郎、長澤まさみ、河瀨直美監督 Image by: FASHIONSNAP
ファッションメディア「エル(ELLE)」が独自の視点で今年のナンバーワンの映画を選ぶ「エル シネマ大賞 2017」の授賞式が、12月12日に都内で開催された。女優の長澤まさみが「エル ベストアクトレス賞」、中条あやみが「エル・ガール ライジングアクトレス賞」、河瀨直美監督が「エル ベストディレクター賞」をそれぞれ受賞。また、新設となる男性部門「エル メン賞」には坂口健太郎が選出された。

 「エル メン賞」最初の受賞者となった坂口健太郎は、今年一年でさまざまな映像作品に出演し活躍を見せたが「悩んだし、とても苦しんだ一年だった」と振り返る。その経験を来年につなぎ、「今の自分を崩さずに役に向き合っていける一年にしたい」と語った。エルとはモデルとして仕事をすることが多いという中条あやみは、女優として評価されたことを受けて「(ライジングアクトレス賞の名称にちなみ)朝日のような温かい女優になれたら」とコメント。長澤まさみは女優の仕事について「孤独な作業だと思う。この賞を受賞したことで"このまま頑張れ"と言ってもらえている気がした。本当にとてもうれしいですし、賞をもらえるのは良いことなんだなと感じた。(来年も)人の目に止まるようなことができれば自分らしいかな」とスピーチした。
 授賞式で長澤は「フェンディ(FENDI)」、中条は「シャネル(CHANEL)」、坂口は「グッチ(Gucci)」、河瀬監督は「ランバン(LANVIN)」を着用。ジュエリーは総額14億円にのぼるなど、衣装も見どころだった。エルのコンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏は「演者の方がここまで着こなしてくれることは、ファッションのメディアとしては世界のレベルに近づいてきたんじゃないかなと、私の立場から誇らしく思う」と話した。
 2015年に発足した「エル シネマ大賞」には文化人や映画ジャーナリスト、ファッション関係者など約40人が参加。今年は事前に選んだ30作品の中からトップテンが発表され、米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えたNASAに勤務する3人の黒人系女性スタッフの実話を描いた「ドリーム」が大賞を受賞した。また、2位に「ラ・ラ・ランド」、3位にはトム・フォード監督作品「ノクターナル・アニマルズ」が選ばれた。
【登壇者の着用ブランド】■長澤まさみドレス:フェンディ 2018年クルーズジュエリー:ショパール■坂口健太郎スーツ:グッチジュエリー:なし■中条あやみドレス:シャネル2017/2018年クルーズジュエリー:シャネル■河瀨直美監督ドレス:ランバン2018年リゾートジュエリー:ブルガリ■「エル」編集長 坂井佳奈子ドレス:ヴァレンティノジュエリー:ヴァン クリーフ & アーペル