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2018年世界ラリークロス規則変更:エンジンやターボの使用数に制限。シーズン中の開発抑制

2017年12月12日 13:01  AUTOSPORT web

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世界ラリークロス選手権の2018年に向けたコストコントロール策の概要が発表された
WorldRX世界ラリークロス選手権は、12月6日のワールド・モータースポーツ・カウンシルで承認されたコストコントロール策について、概要を明らかにした。

 サーキットレースとラリー競技の要素を合わせ持つラリークロスは、欧州や北米で人気を得ており、このWorldRXにはプジョーやフォルクスワーゲンなども参戦チームにワークス支援を行っている。

 2018年に向けては、エンジンやターボ、タイヤ、ギヤレシオ、空力パーツについて、制限を設けると決定。先日のFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルで正式に承認された。

 具体的なコストコントロール策は以下のとおりだ。
■エンジン
・年間で封印できる(使用できる)エンジン数を3基から2基に削減
・年間で封印できる(使用できる)ターボチャージャーを6基から4基に削減

■タイヤ
・開幕2戦は1台につき、ドライ/ウエットをあわせて最大12本を登録可能
・第3戦以降はドライ/ウエットをあわせて新品タイヤ8本、前戦から持ち越したユーズドタイヤ4本(ドライ/ウエット含む)を登録可能。登録していないタイヤは使用できない

■コスト削減策
・テクニカル・デクラメーションフォーム(技術文書)の導入
・シーズン中に使用できるギヤレシオを事前に申請した2セットに制限
・シーズン中に使用できるブレーキの仕様を事前申請したものに制限
・リヤの空力デバイスを事前申請したセットに制限