2017年度の「東アジア文化交流使」が発表された。
日本、中国、韓国の中堅・若手芸術家を一定期間相互に派遣し、公演やワークショップなどを行なう東アジア文化交流使派遣事業。文化庁は2014年度から国際交流基金の協力のもとで同事業を展開している。
今年度の東アジア文化交流使に選出されたのは、中国に派遣される批評家の藤原ちから(BricolaQ)、韓国に派遣される小説家の万城目学、同じく韓国に派遣される映像クリエイター・音楽家・写真家・エッセイストのモリ川 ヒロトーの3人。
藤原ちからは香港や上海などでツアープロジェクト『演劇クエスト』のリサーチや、アートスペースの訪問を行ない、現地のアーティストとネットワークを構築する。万城目学は国際交流基金ソウル文化センターでトークイベントを開催するほか、韓国内で日本人が手掛けた近代建築を訪れ、現地の専門家と意見交換をする予定。モリ川 ヒロトーは韓国で日本の魅力を発信するための映像展示やトークイベントなどを行なう。