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高橋一生、吉田羊、東出昌大らが吹替キャストに チェン・カイコー『空海』

2017年12月12日 12:31  CINRA.NET

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左から寛一郎、東出昌大、高橋一生、吉田羊、イッセー尾形 ©2017 New Classics Media,Kadokawa Corporation,Emperor Motion Pictures,Shengkai Film
映画『空海―KU-KAI―』のサブタイトルが「美しき王妃の謎」に決定。あわせて日本語吹き替え版キャストが発表された。

2月24日から公開される同作は、チェン・カイコー監督、夢枕獏原作による日中共同製作映画。日本から遣唐使として唐に渡った若い僧侶・空海役を染谷将太、空海と共に長安を揺るがす謎に迫る詩人・白楽天役をホアン・シュアン、貴妃役をチャン・ロンロン、阿倍仲麻呂役を阿部寛が演じる。主題歌はRADWIMPSの書き下ろしによる新曲“Mountain Top”。

日本語吹き替え版の声優陣として発表されたのは、白楽天役の高橋一生、楊貴妃役の吉田羊、幻術師の弟子・白龍役の東出昌大、唐の9代皇帝・玄宗役のイッセー尾形、白龍と兄弟のように育った丹龍役の寛一郎。さらに六角精児、不破万作、金田明夫、六平直政、山寺宏一も参加する。

高橋一生はホアン・シュアン演じる白楽天の声を演じるにあたり「もちろんこれは『物語』ではありますが、この映画を観て、空海と白楽天の数奇な旅を、ぜひ体感していただきたいです」とコメント。

吉田羊は「幻想とリアルが入り混じる甘美な夢物語と、絶世の美女の声という稀有なオファーに惹かれお引き受けしましたが、自分のではないお芝居に声を充てるのは想像以上に難儀でした」と明かしながら、「楊貴妃の美しさを増幅させている北京語特有の柔らかでたおやかな響き。日本語に変わっても尚、それが伝わりますように」とのコメントを寄せている。

また吹き替え声優に初挑戦した東出昌大は「吹き替えのお仕事は初めてで、しかも物語の中でのキーパーソンとなる役を演じれた事も光栄でしたが、以前も別の作品で共演した寛一郎君と再共演出来たことが嬉しかったです」と語っている。

■高橋一生のコメント
空海が唐に渡った足跡は、実は意外と知られていないのではないかと思います。
もちろんこれは「物語」ではありますが、この映画を観て、空海と白楽天の数奇な旅を、ぜひ体感していただきたいです。

■吉田羊のコメント
幻想とリアルが入り混じる甘美な夢物語と、絶世の美女の声という稀有なオファーに惹かれお引き受けしましたが、自分のではないお芝居に声を充てるのは想像以上に難儀でした。声は自分の芝居なのに画は人の芝居の呼吸に合わせなくてはならない、そして必ずしも画の芝居通りではなく、声には大きめの表情がないと伝わり辛い...大変勉強になりました。また、声のトーン、抑揚、強弱、これらが絶妙なバランスで成立して始めて「品」が備わるのだということが楊貴妃を演じて感じたことです。楊貴妃の美しさを増幅させている北京語特有の柔らかでたおやかな響き。日本語に変わっても尚、それが伝わりますように。

■東出昌大のコメント
チェンカイコー監督の作品に少しでも携われたことを、大変嬉しく思います。
映画は荘厳で妖艶な魅力に溢れており、吹き替えをやるにあたって拝見した映像にも、目が釘付けになりました。
吹き替えのお仕事は初めてで、しかも物語の中でのキーパーソンとなる役を演じれた事も光栄でしたが、以前も別の作品で共演した寛一郎君と再共演出来たことが嬉しかったです。
是非楽しみに待っていて下さい。

■イッセー尾形のコメント
オファーの際には、とても嬉しくもあり、また声だけで出来るかなと、ちょっと不安でした。
収録最中はディレクターさんのアドバイスに沿う事に集中です。
すごくスケールの大きな画像を見ながら、デリケートになれ!と祈ってました。
役作りについては、ともかく玄宗役の中国の俳優さんとの年齢差!これをなんとかして埋めようと、それが大テーマでした。(笑)
玄宗さんはとても丁寧に役を作っておられました。どんなに小声で喋っても家来は耳を大きくして聞かざるを得ない!そんな風にナイーブに役作りしておられました。
公開に向けては、染谷さんにまず注目です。若々しい空海に、ややこしい皇帝周辺事情のど真ん中に飛び込んでキリリッと成りきってます。堂々とした阿部さん、いとおしい火野さん、複雑な役の松坂さんの存在感。皆さんすごいです!

■寛一郎のコメント
初めての吹き替え、アフレコだったので単純に難しかったです。映像を通して芝居をするのと声だけの芝居って言うのは全く別のものなんだなと今回勉強になりました。この空海という映画に欠かせない丹龍と白龍。その丹龍をやらせていただいたことを光栄に思います。