2018年にF1デビューを果たすシャルル・ルクレールは、自身のレースナンバーとして「16」を選んだことを明かし、その理由を語った。
2014年からF1ではパーマネントナンバー制が導入され、ドライバーはF1にデビューする際に2から99のなかから自身のナンバーを選び、それをF1キャリアを通して使用するよう定められている。過去2シーズンにわたって他のドライバーが使用したナンバーを選ぶことはできず、チャンピオンは「1」か自身のナンバーのどちらをつけて走るかを自身で選択することが許される。
フェラーリのジュニアドライバーであり、2017年にF2タイトルを獲得したルクレールは、2018年にアルファロメオ・ザウバーからF1デビューを飾ることが決定、自分のナンバーとして16を選択した。しかしこの番号は第3希望だったという。
「第1希望は7番だった。でもすでにキミ(・ライコネン)が使っていた」とルクレール。
「第2希望は10番だったけど、ピエール(・ガスリー)がF1にデビューして、10番を選んだ」
「次に16番を選んだ。誕生日の数字だし(注:1997年10月16日生まれ)、それよりいい数字を見つけられなかった。1と6を足すと、好きな数字の7になるしね」
ルクレールは、2017年FIA表彰式でルーキー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞、将来フェラーリドライバーになる可能性がある期待の若手だ。しかしデビューイヤーの2018年にどのような結果を出せるかは、実際に新車に乗ってみるまで分からないと、ルクレールは慎重に語る。
「F1では予想をするのは難しい。実際にコースをマシンで走ってみて初めて、意味のあることが見えてくるんだ」とルクレール。
「ジュニアカテゴリーでは、何かを目標にし、何かを予想するものだけど、F1の世界ではそれがかなり難しい。マシンのパフォーマンス差がとても大きいからね」
「新しいパワーユニットは今年使っていたものよりかなりよくなるはずだ。マシンも同時に向上させたいと思っているけれど、他のチームがどこまで進歩するかが問題だ。だから様子を見ていくしかない」