TOYOTA GAZOO Racingは、2月に開幕する2018年シーズンの全日本ラリーに、スポーツ制御を施したCVT(無段変速機)を搭載した『TGR Vits CVT』で参戦すると発表した。
モータースポーツの厳しい環境下で『人を鍛え、クルマを鍛える』ことを目的に、2015年から全日本ラリーに参戦しているTOYOTA GAZOO Racing。2017年に初めてスポーツ制御CVTを搭載したトヨタ・ヴィッツで全日本ラリーに第2戦から参戦し、JN3クラスで年間2位という成績を収めた。
そんなTOYOTA GAZOO Racingは、2018年シーズンも『TGR Vits CVT』を全日本ラリーへ投入。開幕戦となる『Rally of Tsumagoi』から全戦に参戦する予定だ。
監督は2017年に引き続き豊岡悟志が務め、ドライバー、コ・ドライバーには新たに眞貝知志/安藤裕一を起用することとなった。
眞貝は2012年に全日本ラリーのJN3クラスでシリーズチャンピオンを獲得。2017年はアバルト500R3Tを駆り、全日本ラリーのモントレーin嬬恋、新城ラリーに出場したほか、ERCヨーロッパラリー選手権のローマラリーに出場。そのローマラリーではクラス優勝を飾っている。
コ・ドライバーの安藤は、2016年にTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジでシリーズチャンピオンを獲得。2017年には眞貝とコンビを組み全日本ラリーに出場した。
監督を務める豊岡は「この活動も2018年シーズンをもって、4年目を迎えます。メカニックは3年間の参戦を経て、色々と学び、チームとしても成長してきました。今シーズンは、社内外問わずより多くの人たちを巻き込むなど、活動の幅を広げ、モータースポーツの盛り上げに貢献していきます」とコメント。
「また、新たに眞貝選手をチームに迎えることができ、大変嬉しく思います。眞貝選手は国内ラリーをはじめ、海外ラリーでの参戦経験もあり、私たちに新たなチャレンジをもたらしてくれることを期待しています」
全日本ラリーは、2018年2月2~4日。群馬県嬬恋村を中心に開催されるスノーラリー、『Rally of Tsumagoi』で開幕戦を迎える。