マクラーレン・オートモティブは、3度のF1チャンピオンで、伝説のF1ドライバーである故アイルトン・セナの名を擁した最新ロードカー、『マクラーレン・セナ』を初公開した。
マクラーレン・セナは、2013年に限定販売された『マクラーレンP1』、2015年に登場した『マクラーレンP1 GTR』に続くアルティメットシリーズの最新モデル。過去のアルティメットシリーズ・モデルのなかで、もっともサーキット走行にフォーカスした究極のドライビングモデルだ。
フロントにはアグレッシブなデザインが施され、リヤには強力なダウンフォースを生み出すための、大型スワンネック・ウイングと大型ディフューザーが装着されている。
シャシーとボディパネルにはカーボンファイバーを採用。車両総重量は1198kgで、『マクラーレンF1』以来の最軽量マシンとなる。4リッターV8ツインターボエンジンをリヤに搭載し、最大出力は800PS、最大トルクは800Nmを発揮する。このスペックはマクラーレンのロードカー史上最強だ。
車体はすべてイギリスのマクラーレン・プロダクションセンターで、手作業により組み立てられる。生産台数は限定500台であるが、既に完売している。
価格は75万ユーロ(約1億1360万円)。売り上げの一部は、ブラジルで貧困層の子供たちに質の高い教育を提供することを目的とした非営利団体、アイルトン・セナ財団に寄付される。