2018年、ホンダのパワーユニットを積んだトロロッソに乗り、初のF1フルシーズンに乗り出すピエール・ガスリーが、チームはホンダと契約することで驚きの飛躍を果たすかもしれないと語った。
トロロッソは2018年にパワーユニットをルノーからホンダに変更、ホンダの唯一の提携チームとしてF1を戦う。2017年、特に終盤戦にはルノーにトラブルが多発し、ガスリーもチームメイトのブレンドン・ハートレーも、思うように走ることができず、トロロッソとルノー上層部の関係が悪化するほどの事態となった。一方、2017年シーズンにトラブル続出で苦しんできたホンダは、終盤は安定したパフォーマンスを見せており、マクラーレンはメキシコからアブダビまで3戦連続でポイント獲得を成し遂げている。
ガスリーは、トロロッソはホンダがパワーユニットを供給する唯一のチームとなることで優先的な扱いを受けることができ、それが大きなメリットにつながると考えている。
「ホンダの目標は、彼らが速いエンジンを作れるということを皆に証明することだ」と21歳のガスリー。
「それに僕たちは彼らのエンジンを使う唯一のチームだから、ホンダができる限りのベストな対応をしてくれると思うし、妥協は一切ないと思う」
「本当にポジティブなことだと思う。彼らには、シーズンの始まりまでに3、4カ月、改善するための時間がある」
ホンダがシーズン終盤の調子で向上していけば、2018年にトロロッソ・ホンダは驚きのパフォーマンスを見せることができるかもしれないとガスリーは期待している。
「彼らは今、間違いなく向上している。マクラーレンを見ればそれが分かる」とガスリーが語ったとCrash.netが伝えた。
「6カ月前と比べると彼らはかなりよくなった。この勢いを維持することができれば、いい方向に行くと思うし、いい意味で皆を驚かせることができると思う。そうなることを願おうじゃないか」