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自宅イルミネーションに困惑する近隣住民の嘆き 「たまに見るならいいけど、見たくもないのに視界に入るのはありがたみも何もない」

2017年12月11日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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クリスマスが近づく今の時期は、街を歩くと、キラキラ輝くイルミネーションが目に入る。通りすがりに眺めるだけなら「綺麗だな」で済むが、光る建物の近くに住むと、良いことばかりではないようだ。

ガールズちゃんねるには12月4日、「クリスマスイルミネーションは近所迷惑?」というスレッドが立った。トピ主の自宅前の家でやっているイルミネーションの光が、自宅リビングやベッドルームまで届くという。部屋のカーテンは薄いため、ギラギラした光が気になって仕方がないと苛立っている。トピ主は、

「近所迷惑とか思わないのかな?やりたいなら室内でやって欲しい。 9時には消えたりしますがたまに忘れて11時くらいまで点いてます。 こちらが不快だからという理由でやめろとも言えないけどほんとうに不快」

と愚痴をこぼしていた。

遮光カーテンを買えとのアドバイスも「なぜ迷惑かけられてる側がこれ以上努力しなきゃなんないの?」


この場合、トピ主が厚手のカーテンや遮光カーテンに掛けかえれば解決するように思える。スレッドでも「遮光カーテンしたらいいと思います」など、トピ主の心の狭さを指摘する声も多く上がった。

だが、だからといって自腹を切ってカーテンを付けるのも納得いかない。イライラさせられた挙句出費も増え、一方的に損をしているようにも思えてくる。そのため、

「迷惑かけてる側が我慢すべきなのに、なぜ迷惑かけられてる側がこれ以上努力しなきゃなんないの?」
「なぜ主さんが遮光カーテンを買わなくちゃいけないわけ?」

など、トピ主側に立つ人も多くいた。「あれはたまに見に行くから良いんだよ。毎日見たくもないのに視界に入るイルミネーションなんて多分ありがたみも何もない」と、近くに住む人ならではの悩みへの共感もあった。

「防犯にもなる」「イルミネーション目当てでうろつく人もいて逆効果」

イルミネーションの効用として、見た目の美しさ以外に防犯要素を挙げる人もいた。夜道が暗いと物騒だが、電飾があると明るくて安心するというのだ。ただ、こうした意見に対しても「それ目当てで知らない人ウロつくし、迷惑してます」と、逆効果だとの反論も寄せられた。場合によっては見物人が集まることで近所迷惑になり、トラブルにも発展しかねない。それに、防犯のメリットがあるからといってトピ主の苛立ちが収まるわけでもない。

同様の相談は他のサイトにも寄せられている。ヤフー知恵袋では2010年、隣人が行うイルミネーションに悩む人物が相談を投稿し、回答者からは

「観光地かビジネス街の街路樹までが許容範囲。一般家庭は止めてほしい。てか、飾ってる家を見るだけでムカつく人も何割かいることを理解してほしい」

といった切実な思いが書き込まれた。不快に感じても、近所との関係性を考えると強く出られず、悶々とした気持ちを抱えている様子がうかがえる。

自宅は個人の物であると同時に、公共の景観の一部でもある。実施する場合は、点灯時間や光り方など、周囲へ一定の配慮をした上で、迷惑にならない範囲で楽しみたい。