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フェラーリ会長、ジョビナッツィのF1昇格を諦めず。「チャンスを手にするべきだ」

2017年12月10日 11:42  AUTOSPORT web

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ルクレールのザウバーが加入し、来季の昇格はなくなったジョビナッツィ
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、アントニオ・ジョビナッツィがF1でフルタイムのシートを得るチャンスはまだ残っていると述べている。

 フェラーリのジュニアドライバーであるジョビナッツィは、2017年シーズン最初の2レースにザウバーから参戦し、ハースでも数回のFP1走行を行った。しかし、シャルル・ルクレールが来年ザウバーからF1参戦することが決まり、ジョビナッツィは行き場のない状況に陥っている。

 しかしマルキオンネは、フェラーリは23歳のジョビナッツィの将来を諦めてはいないと主張する。

「ジョビナッツィは好青年であり、彼はチャンスを手にすべきだ」

「彼はフェラーリのサードドライバーになり、ザウバーのテストにも参加することになっている。彼のレースに出たいという希望は承知しているが、現時点ではシートの空きがない」

「ザウバーとの契約は、チームが我々のドライバーアカデミーから若手ドライバーを見つけられるようにするものだが、このシステムを円滑にするには時間がかかるだろう」

 2018年のフェラーリはキミ・ライコネンと1年契約を結んでいるため、近いうちにフェラーリにシートの空きが出る可能性もある。

 来シーズンにジョビナッツィが自分の価値を証明できた場合、ルクレールがフェラーリに昇格し、ジョビナッツィがザウバーでシートを得るという可能性もある。

 しかしマルキオンネは、フェラーリはひとつずつ物事を進めていくと発言。ルクレールがフェラーリにふさわしいか否かを判断する前に、そのパフォーマンスを評価したいと考えている。

「ルクレールは、2018年のアルファロメオ・ザウバープロジェクトでベストを尽くすことを求められている。その後で分かってくるだろう」とマルキオンネは締めくくった。