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21歳で急逝したラッパー、リル・ピープの死因が判明

2017年12月09日 21:13  Techinsight Japan

Techinsight Japan

リル・ピープの死因が明らかに(画像は『Lil Peep 2017年8月14日公開 YouTube「Lil Peep - Problems[Audio]」』のサムネイル)
米ペンシルベニア州生まれでニューヨークで育った白人ラッパーのリル・ピープ(Lil Peep)。非常に才能豊かで今後に大きな期待がかかっていたにもかかわらず、彼は先月中旬ににわずか21歳で急逝した。危険な薬物摂取が指摘されていたが、このほどやっと死因が明らかになった。

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アイドル歌手になれそうな甘いマスクと男らしい声の持ち主であったリル・ピープ(本名:グスタフ・アハー/Gustav Åhr)。両親ともにハーバード大学卒業という毛並みの良さにもかかわらず、全身にタトゥーを彫り、髪やスタイルなどルックスは常に奇抜。歌詞はPTAが眉をひそめるようなものばかりで、過激なSNSで人気の女優ベラ・ソーンの元カレでもあった。

そんなリル・ピープは音楽共有サービス「SoundCloud」に曲をアップするうちにみるみる人気を高め、今年8月にはアルバム『Come Over When You’re Sober, Pt. 1』もリリース。YouTubeに投稿された『Problems[Audio]』は690万回もの再生回数を記録している。ところが先月15日、アリゾナ州ピマ郡ツーソンのナイトクラブ「The Rock」でのライブを終えたツアーバスの中でリル・ピープは息絶えているところを発見された。亡くなる前にはインスタグラムに「僕が死んだら悲しんでくれるだろうね」といった意味深な投稿をしており、本人も死を意識しながら薬物を過剰摂取していたのではないかとも報じられていた。

『E!News』が伝えたところによれば、ピマ郡の検死当局による司法解剖により他殺の可能性は否定され、薬毒物検査で麻酔や鎮痛、疼痛緩和が目的の合成オピオイド「フェンタニル(Fentanyl)」と抗不安薬の「ザナックス(Xanax)」の過剰摂取が判明したもよう。これらの薬剤を2つ混ぜて使用するのは極めて危険で、呼吸が抑制されて昏睡状態に陥る可能性があると説明された。

彼はバッドボーイな見かけに似合わず愛すべきキャラクターであったもよう。元カノのベラ・ソーンは「あなたは才能に溢れ、人間的にも本当に素晴らしい人だったわ」と称え、早すぎる死に涙した。また多数の音楽仲間がSNSに哀悼のメッセージを綴ったが、多くが「彼の音楽は最高だよ。とても大きな影響を受けた」「本当にいいヤツ、大好きだった」「コラボをものすごく楽しみにしていたのに」などとあり、誰もが心から深く悲しんでいる様子が印象的である。



画像は『Lil Peep 2017年8月14日公開 YouTube「Lil Peep - Problems[Audio]」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)