FIA国際自動車連盟は、12月6日に開催されたワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)の決定として、F3とF4に関する発表を行った。9月にWMSCの決定として発表されたインターナショナルF3とF3地域選手権のなかで、地域選手権について触れられている。
これはWMSCのなかのシングルシーター・コミッションの決定として発表されたもので、まずF3の地域選手権として、アメリカとアジアにふたつの地域選手権を創設することを認めるとしている。また、2019年創設予定のインターナショナルF3と、2018年からの地域F3についてテクニカルレギュレーションをアップデート。ボディワークとパワートレインに関するものとともに、安全性に対する要件を刷新するという。
また、F3地域選手権に関しては、ホモロゲーションの規定が提案され承認された。成功を収めたF4のコンセプトをベースとしたレギュレーションは、F3地域選手権のコスト、性能、ホモロゲーションの手順を管轄下におくことを目的としているという。
一方F4については、“第二世代”の導入は2023年まで延期される。ただ、新しいサバイバルセルと、F1でも導入される『ハロ』搭載へのアップデートがすべてのASNに推奨されるとしている。また、現行車両は現在開催されている選手権ではこれらはオプションとなるが、19年以降からスタートするFIA-F4選手権では必須となる。
なお、現在使用されているマシンの使用は、ハロなしで2023年まで延長が可能。ニューマシンを制作する場合、そのコストはハロ込みで現在の車両と同じ値段にしなければならない。