トップへ

染谷将太×チェン・カイコー『空海』主題歌はRADWIMPS新曲“Mountain Top”

2017年12月08日 12:21  CINRA.NET

CINRA.NET

『空海―KU-KAI―』 ©2017 New Classics Media, Kadokawa Corporation, Emperor Motion Pictures, Shengkai Film
映画『空海―KU-KAI―』の主題歌にRADWIMPSの新曲“Mountain Top”が起用されることがわかった。

2月24日から全国公開される『空海―KU-KAI―』は、チェン・カイコー監督、夢枕獏原作による日中共同製作映画。日本から遣唐使として唐に渡った若い僧侶の空海が、現地の詩人である白楽天と共に、首都・長安を揺るがす謎に迫るというあらすじだ。空海役に染谷将太、白楽天役にホアン・シュアン、楊貴妃役にチャン・ロンロン、空海と白楽天が追う怪事件の鍵を握る阿倍仲麻呂役に阿部寛がキャスティング。

映画主題歌を担当するのは『君の名は。』以来となるRADWIMPS。チェン・カイコー監督とディスカッションを重ねて“Mountain Top”を書き下ろしたという。

野田洋次郎(RADWIMPS)は「楽曲のディスカッションをするため日本でお会いした際、監督のビジョン、エネルギーやパッションがその語り口から溢れでてくるのが印象的でした。監督がこの作品で描きたかった熱量に負けないよう、僕たちも楽曲を作らせて頂きました」、チェン・カイコー監督は「映画『空海―KU-KAI―』は、運命的で、台風のような作品になっている。そのように喩えるなら、野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く」とそれぞれコメントを寄せている。

■野田洋次郎(RADWIMPS)のコメント
今回、チェン監督の映画『空海―KU-KAI―』に参加させて頂きました。
楽曲のディスカッションをするため日本でお会いした際、監督のビジョン、エネルギーやパッションがその語り口から溢れでてくるのが印象的でした。監督がこの作品で描きたかった熱量に負けないよう、僕たちも楽曲を作らせて頂きました。
その圧倒的なセットやキャスト、映像技術が駆使されていますがストーリーの根幹は何百、何千年と変わることのない人間の本質的な美しさ、醜さ、理性と本能の間で絶えず揺れ続ける様でした。歴史大作ではありますが『今』の僕たちの物語だと思いました。この映画を完成させた監督に敬意を表します。
僕が今まで見たことのない映画がここにはありました。是非、お楽しみください。

■チェン・カイコー監督のコメント
映画『空海―KU-KAI―』は、運命的で、台風のような作品になっている。
そのように喩えるなら、野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く。
虹は、強い風や雷鳴の激しさに揺らぐことなく、焦がされた世界を静かな美しさで彩るのだ。

■椿宜和(KADOKAWA)プロデューサーのコメント
クランクアップ間近の昨年末、製作総指揮のひとり角川歴彦が撮影現場を訪問しました。折しも、中国では『君の名は。』が大ヒット公開中で、監督との会話の中でその話題になり角川がその場でRADWIMPSが手がけた『君の名は。』の楽曲を聴かせたことがきっかけとなりました。監督が楽曲をとても興味を持った様子をみて、角川が「興味があれば、彼らに主題曲の依頼をしてみたらどうか」と提案しました。数日後、監督から「彼らと組んでみたい」という連絡がきたのです。監督RADWIMPSのミーティングが東京で実現しました。彼らは監督が多く語らずとも、この作品の根底に流れるテーマを深く理解しているようで、監督は『組める』と確信を掴んだようでした。その後、多くのやりとりの中で完成した楽曲を聴いて、監督が一貫して追求する芸術性とこの作品特有のエンタテインメント性の両面をドラマチックに昇華する素晴らしい楽曲だと感じました。その効果こそチェン・カイコー監督が希望していたものでしたので、最高のコラボレーションが生まれたと思います。