元レッドブルとトロロッソのドライバー、ダニール・クビアトは、先日NASCARユーロシリーズのマシンをテストする機会を得たが、シリーズに参戦することはないようだ。
2017年の10月に開催されたF1アメリカGP後にレッドブルが23歳のクビアトをトロロッソのシートから外したことで、クビアトは自身の去就が不明確な状況に陥っていた。
クビアトはフォーミュラEシリーズへの参戦を検討しており、少なくとも2つのフォーミュラEチームに接触したと噂されている。
しかし先日、クビアトはイタリアのフランチャコルタで行われたNASCARの欧州版『NASCARウィレン・ユーロ・シリーズ』のテストに参加するために招かれたと、ユーロシリーズCEOのジェローム・ギャルピンが明かしていた。
「ダニールは我々のマシンで2、3セッションを走行した。これまでと異なるタイプのマシンに興奮し彼にとって新たな発見をする機会となったようだ」とギャルピンは言った。
「実は彼はチームオーナーで元F1ドライバーのアレックス・カフィの友人なんだ。若いドライバーによる開発テストでダニが何か違うことを経験できるよう招待したのだ。彼はここに来て楽しみ、良い時間を過ごしたよ」
しかしながらギャルピンは、クビアトが将来的にユーロシリーズに参戦する計画はまったくないと主張した。
「彼はF1のようにいろいろなシステムが装備されていないマシンをドライブすることを楽しんだ。しかしそれは純粋に楽しむことが目的のテストだった」
「ダニはF1のドライバーでそれに全力を傾けている。今回のテストはこれまでと異なる経験と興奮を得るためのものだった」
「それ以上のことは何もない。まだ何も予定されていないし、彼はF1に焦点を当てている。現時点ではそうあるべきだ」