IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)に参戦しているフォード・チップ・ガナッシレーシングは、2017年に同チームから参戦したドライバーラインアップを継続することを明らかにするとともに、12月5~6日に行われた事前テストでは新たなマシンカラーリングを披露した。
2016年より2台のフォードGTを使用して、コルベット、ポルシェ、フェラーリ、BMWなどの強豪がひしめくWSCCのGTル・マン(GTLM)クラスに参戦しているフォード・チップ・ガナッシレーシング。
チームは参戦初年度から2年間、ジョーイ・ハンド、ディルク・ミューラー、リチャード・ウエストブルック、ライアン・ブリスコーという4名のレギュラーメンバーとともに、デイトナ24時間などのエンデュランスレースではインディカードライバーのセバスチャン・ブルデー、スコット・ディクソンという協力助っ人陣を起用してきた。
そんなチームは参戦3年目となる来季も2016年のル・マン24時間、2017年のデイトナを制したハンド/ミューラー/ブルデー組をふたたび起用すると同時に、昨シーズン年間3勝を挙げるなどの好成績でチームズおよびドライバーズ選手権シリーズ2位獲得の原動力となったウエストブルック/ブリスコー/ディクソン組の起用を継続する。
これによりフォード陣営のドライバーラインアップは、WEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスに参戦するフォード・チップ・ガナッシレーシング・チームUKの4名を含めた計10名が確定。彼ら全員がこれまでと同じラインアップで新シーズンを迎えることとなった。
一方、不変のチーム体制とは対照的に、5~6日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された合同テストでは66号車と67号車、2台のフォードGTが新カラーリングとなって登場。
一見したところはこれまで同様、星条旗をイメージしたブルー、ホワイト、レッドのトリコロールに見えるが、原色に近いブルーとレッドはそれぞれメタリック調のブルー・ライトニング、リキッドレッドに変更され、従来よりも精悍で引き締まった印象を与えるカラーリングとなった。