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WTCC後継のWTCR、プロモーターは成功に自信。2018年は10大会以上30レース開催へ

2017年12月07日 18:02  AUTOSPORT web

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2018年にスタートするFIA WTCRワールド・ツーリングカー・カップ
2018年、WTCC世界ツーリングカー選手権から生まれ変わる形で発足するWTCRワールド・ツーリングカー・カップ。プロモーターを務めるユーロスポーツ・イベント代表は「シリーズの前には成功しかない」と成功に自信を示している。

 ツーリングカーレースの最高峰として2005年にスタートしたWTCC。しかし、近年はマニュファクチャラーからの関心が低下しており、シリーズ存続を危ぶむ声も聞かれていた。

 そのWTCCを受け継ぐ形でスタートするWTCRは、近年人気を博しているTCR規定がベース。同規定は車両コストが低く、またGT3のようなBoP(性能調整)による激しいバトルが売りだ。

 このTCRはTCRインターナショナルシリーズを頂点に各国に地域シリーズが設立されている。日本でもスーパー耐久に専用クラス、ST-TCRが設けられている。

 かつてWTCCをオーガナイズし、TCR規定の生みの親でもあるマルチェロ・ロッティWSC代表は「TCRの精神を受け継ぐ形で契約をまとめることができたことを誇りに思う」とWTCR発足を喜ぶ。

「ユーロスポーツ・イベントのような経験豊富なプロモーターと協力し、FIA傘下でWTCRを開催することは、3年前にスタートさせたTCR規定が急速に成長を遂げてきたことの表れだ」

 ユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表も、以下のようにコメントを発表。WTCRの成功に期待感を示している。

「TCR規定とFIAが持つ中立性や厳格な競技規則と進め方、そして我々が2005年から(WTCCで)提供してきた激しい競争が繰り広げられ、ファンを重視したレースフォーマットが融合すれば、(WTCRの)未来には成功しか待ち受けていない」

 なお、2018年の開催スケジュールについて詳細は明かされていないものの、TCRシリーズをオーガナイズするWSCによれば、4大陸にまたがる形で10大会以上、全30レースの開催が予定されている。