2月3日から公開される映画『名前のない女たち うそつき女』の予告編が公開された。
同作は、累計発行部数40万部を突破した中村淳彦による書籍『名前のない女たち』シリーズの最新刊『名前のない女たち 貧困AV嬢の独白』を映画化するもの。AV女優を専門に取材しつつも、彼女たちの職を馬鹿にしていたルポライター・志村篤と、新人企画AV女優・前田葉菜子の出会いや、高校を中退し、親に内緒で姉に会いに来る葉菜子の妹・前田明日香と事情を抱えたホスト・ツバサの出会いを描く群像劇だ。
主人公のルポライター・志村役を吹越満が演じるほか、AV女優の葉菜子役として城アンティア、葉菜子の妹・明日香役としてアイドルグループ「CANDY GO!GO!」の元メンバー・円田はるかがキャスティングされている。メガホンをとるのは「ピンク四天王」の1人とも呼ばれるサトウトシキ。音楽を入江陽が手掛ける。
予告編には、吹越満演じる主人公・志村が「俺なにやってんだろうね。底辺だよ底辺」と電話に向かって話す姿や、葉菜子が志村に向かって「社会の底辺だって見下してるくせに」と話す場面、AV撮影現場のシーンなどが映し出されているほか、共演のクノ真季子、川瀬陽太、不二子、小南光司、笠松将らも登場している。なお、予告編にあわせて、主演の吹越満によるコメントも発表された。
■吹越満のコメント
それは違うんじゃないか、AVとストリップは、という方もいるかも知れないが、僕は知り合いの女性が出演しているストリップを観ながら、泣いちゃったことがある、、。つまり、それは知り合いじゃなかったら、もちろん男として楽しむことで終われただろうが、知り合いの女性だったから、だとしか言いようがない、切なく前向きな否定と応援が混在する矛盾だらけの感覚を味わったことがある。この映画はきっと、そういうことなのかな。分かんないんだけど。
サトウ監督とは16・7年振りくらいですね。お声がけ頂きうれしかったです。しかし、現場で、監督より先に怒鳴り散らしてすいませんでした。若いスタッフ達との仕事は楽しかったです。