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EXILE THE SECOND & 三代目JSB、2017年の活躍 個人の可能性を広げた1年を振り返る

2017年12月07日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2017年、新体制として世界展開を目指すなど、新たなスタートを切ったLDH。それを機に各グループがさらに勢いを増したように思う。そこで今回より3週にわたり、各グループの1年の歩みを振り返る。今回は、EXILE THE SECONDと三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの2組をピックアップした。


(関連:三代目 J Soul Brothers、開催中のツアーに東京ドーム3公演追加 グループの勢い示す“動員力”とは?


■EXILE THE SECOND:個性打ち出し、パフォーマンス力を強化


 EXILE TRIBEの中でもひときわ“男臭さ”、“泥臭さ”を感じるのがEXILE THE SECOND。「たちばな書店」(橘ケンチ)やTHE NINE WORLDS(黒木啓司)など、メンバー一人一人がグループとは別にプロジェクトを持ち、プロデューサー的な立ち位置であり、ソロとしても活躍するSHOKICHIを中心に音楽的挑戦を続けている。


 2017年のグループについて「地盤をもっと強化しつつ、もっともっと先に進むスピードを上げていきたい」(橘ケンチ/参考:EXILE THE SECONDが語る、グループの本格始動とこれから「自分たちで新しい道を切り拓く」)と語っていたが、その言葉通り、昨年から続くツアー『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017 “WILD WILD WARRIORS』を終えると『a-nation 2017』などのフェスに出演、さらに『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 “ROUTE 6・6″』を開催と精力的にライブ活動を展開してきた。各地でのパワフルなステージを通じてグループの魅力を伝え、そのパフォーマンス力を確実に強化してきた一年だったと言えるだろう。


 また今年に入ってシングル3枚(『SUPER FLY』『Summer Lover』『Route 66』)、アルバム1枚(『BORN TO BE WILD』)をリリース。特にSHOKICHIが作詞作曲を手掛けたロックチューン「Route 66」は、前に進み続けるメンバーの熱い思いを描いた楽曲であり、ジャンルにとらわれないパフォーマンスや、映画のように作り込まれたMVにもメンバー一人一人の個性が滲み出ている。


 最近では地上波音楽番組などで目にする機会も多く、テレビでもパフォーマンスを楽しむことができるEXILE THE SECOND。2018年はEXILEとしての活動も再開し、様々なステージに立つ姿が見られそうだ。


■三代目 J Soul Brothers:個人活動を経て、グループとしてさらに飛躍


 1月1日、2016年11月からスタートした『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016 ”METROPOLIZ”』の追加公演として名古屋、大阪、福岡でドームライブを行うこと、春にベストアルバムをリリースすることを発表し、2017年の始まりを迎えた三代目JSB。そして追加公演終了後しばらくは各メンバーがソロ活動に専念することとなった。


 『HiGH&LOW』シリーズを通して幅広い層から支持を獲得した岩田剛典、CRAZYBOY名義でラッパーとして活動するELLY、映画『たたら侍』など演技面で存在感を発揮した小林直己、ドラマや映画などの俳優業からラジオDJではトークの腕も発揮した山下健二郎、『TOYOTAGAZOORacing「G’sAQUA」』CMへのソロ出演や番組MCにも挑戦した今市隆二、HIROOMI TOSAKA名義でソロプロジェクトを始動した登坂広臣、『ニンゲン観察バラエティ「モニタリング」』(TBS系)への出演でファミリー層にも人気の高いNAOTO……各メンバーの個性を生かした活動でお茶の間にさらに認知度を上げると同時に、コアなリスナーにもその音楽的才能を届け、高く評価されていった。こうしたソロ活動の充実は、グループとしての成長に確実に繋がっている。


 9月からスタートしたツアー『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2017 “UNKNOWN METROPOLIZ”』は、開催2週間前に東京ドーム3公演を追加発表。この動きからも三代目JSBが持つグループ力への自信がうかがえる。筆者も同ツアーに足を運んだのだが、個人活動の成果もあってかファン層の幅が広がり、より開かれたライブになっていた。


 12月13日にはグループの1年を総括するようなシングル『J.S.B. HAPPINESS』をリリースし、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)をはじめとする音楽特番への出演など、年末にかけてグループでのパフォーマンスを目にできる機会も多い。この勢いのまま2018年も走り続けて欲しいものだ。


 次回はGENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの一年を振り返る。(村上夏菜)