12月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー/ルーキードライバーテストが鈴鹿サーキットで初日午後のセッションが行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が午後のトップタイムをマーク。中嶋一貴、アンドレ・ロッテラーとVANTELIN TEAM TOM'S勢が続き、ホンダ勢最上位としてルーキーのアレックス・パロウ(NAKAJIMA RACING)が4番手につけた。
そんななか、この走行では開始から23分というところで、山本尚貴(TEAM MUGEN)がエンジンパワーを失った後、立体交差下でストップしてしまい、一度目の赤旗が提示された(山本はその後ふたたびコースイン)。また、開始58分には、ラルフ・ボシュング(SUNOCO TEAM LEMANS)がダンロップカーブでコースアウト。二度目の赤旗が提示されている。
セッションは15時06分に再開。この時点でトップは関口雄飛の1分36秒758、次いでアレックス・パロウ(NAKAJIMA RACING)の1分37秒044となっていた。その後もセッションは続いていったが、15時22分には、1コーナー進入で松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトラブルがあったか、コースに半分マシンを残すかたちでストップ。3回目の赤旗が提示された。
終盤、残り10分を切ったところで各車がアタックを展開していくが、ここでベストタイムを記録したのは関口。今回のテストに持ち込まれた新しいタイプのソフトタイヤを試しながら1分35秒717まで縮め、このセッションの最速に。次いで中嶋一貴、アンドレ・ロッテラーとVANTELIN TEAM TOM'S勢が続いた。パロウが記録した1分36秒037は4番手となり、ホンダ勢最上位、そしてルーキー最速となっており、全日本F3でもみせつけた「乗ってすぐに速い」才能をみせつけている。