3年連続でフォーミュラEのチームタイトルを獲得しているルノー・e.ダムスは、わずか7得点に終わった2017/18年シーズン第1~2戦香港E-Prixを「失望した週末」と振り返った。
シリーズ設立初年度からチームチャンピオンを獲得し続けているルノー・e.ダムス。4連覇を目指す第4シーズンにもセバスチャン・ブエミとニコラス・プロストのふたりを送り込んでいる。
しかし、チームは開幕の香港E-Prixで苦戦を強いられ第1戦、第2戦ともにポールポジションを決めるスーパーポールにドライバーを送り込めず。
決勝でも、第1戦ではプロストが9位入賞を果たしたものの、ブエミは11位でポイント圏外。第2戦はウイナーのダニエル・アプト(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)が失格処分を受けたことも重なって2台が得点圏に入った。
開幕2連戦を終えて、チームの得点はわずか7点。全10チーム中9番手発進と王者らしからぬ船出となっている。
「この週末には落胆した」と語るのチーム共同代表のアラン・プロスト。
「この週末直面した信頼性に関する問題を早急に解決するべく分析を進める」
「一刻も早く、我々が本来いるべきトップ争いの場に戻らなくてはならない。(香港E-Prixでの)週末は我々が戦うべき位置で争うことができなかったからだ」
2015/16年シーズンのチャンピオンで2016/17年シーズンでもルーカス・ディ・グラッシと激しいチャンピオン争いを繰り広げたブエミは「忘れてしまいたい週末だった」と香港E-Prixを振り返っている。
「フリープラクティスではいいペースで走ることができていたことを考えると、対照的な結果になってしまった」
「(第3戦の)マラケシュE-Prixまでに、どうしてマシンにトラブルが出たのか突き止める必要がある」
「この週末は本来、我々が発揮するべきペースが出せなかった。今の任務は集めたデータを分析・評価してトップ争いに舞い戻ることだ」
なお、ルノー・e.ダムスは第4シーズンを持ってフォーミュラEでの活動を終了。2018/19年シーズンからはアライアンスを組むニッサンがシリーズに参戦する。