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スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト開幕。中嶋大祐が首位、関口が続く。ルーキーは福住が最上位

2017年12月06日 12:52  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ鈴鹿メーカー/ルーキーテストの初日午前のトップタイムをマークした中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)
12月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー/ルーキードライバーテストが鈴鹿サーキットで開幕し、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマーク。関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いた。ルーキードライバーたちも多くがスーパーフォーミュラを初体験している。

 国内外から多くのルーキードライバーたちが、今季参戦したドライバーたちとともに鈴鹿サーキットを走るエンジンメーカー/ルーキードライバーテストが6日、いよいよスタートした。FIA F2やFIAヨーロピアンF3に参戦していたドライバーが参加することもあり、世界的に注目されるテストとも言えた。

 迎えた6日の鈴鹿サーキットの天候は晴天。ただ10時30分のコースオープン時、気温は7.4度(サーキットライブウェザーより)とこの時季らしい冷え込みのなか、走行がスタートした。このセッションで初めてのSFドライブを体験したのは、日本人ドライバーでは来季F2との掛け持ちも噂される福住仁嶺(TEAM MUGEN)、今季F2でランキング6位の松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、全日本F3王者の高星明誠(B-MAX Racing Team)といったところ。

 また、今季ヨーロピアンF3ランキング3位のマキシミリアン・ギュンター(SUNOCO TEAM LEMANS)、FIA F2ランキング19位のラルフ・ボシュング(SUNOCO TEAM LEMANS)、F1経験ももつリオ・ハリアント(ホンダテストカー)もSFドライブを初体験。なお、SUNOCO TEAM LEMANSのピットには、今季FIA F2でランキング3位につけたイギリス人ドライバー、オリバー・ローランドも姿をみせている。

 走行は序盤から少しずつタイムが上がっていくような状況で、目立ったコースアウト等はないままセッションが進められていったが、開始から1時間28分というところで、ハリアントがドライブしていたホンダのテストカーがダンロップカーブ立ち上がりでクラッシュ。一度赤旗が提示されている。

 タイムとしては1分38秒台から37秒台、さらに1分36秒台へと縮められていき、今季の開幕戦の予選並みのタイムが記録されていったが、終盤アタックを実施するマシンも多く、最終的に中嶋大祐が1分36秒573でトップタイムをマーク。1分36秒607で関口が2番手、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手につけた。4番手には白いヘルメットを被り走行した山本尚貴(TEAM MUGEN)、5番手にはアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)がつけている。

 上位陣はレギュラー参戦ドライバーが占めたが、ルーキードライバーたちも徐々にペースを上げ、福住が1分37秒206というタイムで8番手に。松下が10番手、ギュンターが11番手に。ボシュングは1分39秒366というベストで17番手となった。