小田急電鉄が12月5日、2018年3月の新ダイヤでの運転開始に合わせ、特急ロマンスカー担当乗務員専用の新制服の導入とロマンスカーアテンダント(車内販売員)の制服のリニューアルを発表した。デザインはファッションデザイナー小篠ゆまが担当。
特急ロマンスカー担当乗務員専用の新制服は、クリーンな印象の暖色系ベージュを取り入れ、ナポレオンカラー風のデザインを採用することで正統でシャープな印象に仕上げられた。ラペルのトリミングには車両のカラーリングとして親しまれているバーミリオンオレンジを配している。
ロマンスカーアテンダント用制服は、女性らしくかつ清楚で明るい紺色をメインに、バーミリオンオレンジをポイントとして取り入れた。ほどよくシェイプさせたシルエットやエレガントな胸元のテーラードカラー、ふんわりと仕上げた袖山、やわらかなシルエットのスカートなど、細部にまでこだわって仕立てたという。
小篠は「運転士・車掌の制服には品性とシャープさを、アテンダントの制服には女性らしさや清潔感を第一に考えました。制服を着用する方々が動きやすいと感じるだけでなくモチベーションが高まるような、そしてお客様にプロフェッショナル感を与えられるような制服であってほしいと願っています」とコメントしている。
小田急電鉄は現在、特急ロマンスカー・VSE(50000形)限定で担当乗務員専用の制服を導入している。2018年3月に就役する新型特急ロマンスカー・70000形の導入に合わせて全ての特急ロマンスカーの乗務員の制服を特別なおもてなしにふさわしいものに変更し、ロマンスカーのブランド強化を図るという。