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ブランパンGTアジア、2018年の開催概要発表。鈴鹿大会では公式テストセッション追加

2017年12月04日 17:22  AUTOSPORT web

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ブランパンGTシリーズ・アジアの2018年開催概要が発表された
SROモータースポーツグループ・アジアが2018年シーズンのブランパンGTシリーズ・アジア開催概要を発表した。

 欧州で人気を博すGT3レース『ブランパンGTシリーズ』のアジア版として2017年にスタートしたブランパンGTアジア。初年度から最大34のエントリーを集め、117名のドライバーが参戦するなど人気を博した。

 観客動員も第3大会として行われた鈴鹿戦に今季最多の1万7500人が来場したほか、第5大会の上海戦で1万5000人、第2大会のタイ戦に1万2000人が集まった。また公式FacebookやYouTubeチャンネルで行われたライブストリーミングは、のべ57万5000人が視聴したという。

 2018年シーズンの開催スケジュールについては、すでに発表されているとおり4月14~15日のマレーシア大会が開幕戦。その後、タイ、鈴鹿、富士、上海と転戦し、最終戦は10月13~14日の中国・浙江省での大会となっている。

 SROによれば、2018年シーズンの大まかなフォーマットについては変更はなし。競技面については「今シーズン(2017年)、レースとイベントに関してはすでに高い評価を得ている」として、細かな変更に留めるとのこと。

 具体的には各クラス上位3台が次戦において課せられる『ピットストップ・サクセス・ペナルティ』について、これまではトップから10秒、7秒、5秒と課せられてきたが、2018年は15秒、10秒、5秒に変更される。

 また、6月30~7月1日に行われる鈴鹿大会、7月21~22日の富士大会を除いて、GT3クラスとGT4クラスを、それぞれ別のレースとして開催するほか、鈴鹿大会では公式テストセッションを追加実施する。なお、詳細については後日、改めてアナウンスされる予定だ。

 SROは年間エントリー費用を満額支払った最初の25チームに対する40万ドルの輸送費補助も継続するほか、チーム関係者やVIP向けのケータリング・サービスを全大会で行うことを検討しているという。

 このブランパンGTアジアは、2018年に初開催を迎える鈴鹿10時間耐久レースと同じBoP(性能調整)、同じピレリタイヤが使用されるので、来季は参戦チームが増加する可能性もある。開催2年目となる2018年シーズンも、大いに注目を集めることになりそうだ。