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フォルクスワーゲン、ゴルフGTI TCRの2018年仕様を公開。フロントを再デザイン

2017年12月04日 13:01  AUTOSPORT web

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フォルクスワーゲンが公開した2018年型ゴルフGTI TCR
フォルクスワーゲンは、2018年シーズンのTCRシリーズに投入する改良型フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを初公開した。

 TCRシリーズは、FIA-GT3レギュレーションを参考に、新たなツーリングカーレースとして2015年にスタート。現在、安価なコストなどを含め世界中で活気を帯びている。

 このシリーズにフォルクスワーゲンが投入しているゴルフGTI TCRは、2017年のTCRインターナショナル・シリーズでジャン-カール・ベルネイのシリーズチャンピオン獲得に貢献。

 また、ホンダ・シビック・タイプR TCRやセアト・レオンTCR、アウディRS3 LMS TCRといったライバル勢を抑え、TCRインターナショナルで最多得点を挙げて『モデル・カー・オブ・ザ・イヤー』も獲得している。

 日本ではスーパー耐久に新設されたST-TCRクラスにAdenauが投入。第5戦富士で優勝を飾っている。

 そんなゴルフGTI TCRの2018年モデルが12月2日に開幕したエッセン・モーターショーに登場。2018年モデルは市販車との同一性を確保するべく、フロント部分の再デザインが行われた。

 フォルクスワーゲン・モータースポーツのスベン・スミーツ代表は「ゴルフGTI TCRの新たな外観は、フォルクスワーゲン・デザインとの共同作業により誕生したものだ。これにより、ゴルフの市販モデルとレーシングモデルが密接に関係していることを強調できた」とコメントしている。

「例えば、(ゴルフGTI TCRの)エンジンはレース用に細かな調整は加えているが、市販車に搭載しているものと同じだ」

「これはゴルフGTIというクルマが、我々のカスタマーレーシング活動に最適なモデルであることの象徴だよ」

 フォルクスワーゲンは、この2018年型ゴルフGTI TCRを2018年1月から順次デリバリーしていく。