佐藤製薬は12月、忘年会シーズンの電車寝過ごし実態調査の結果を発表した。調査は今年11月にインターネットで実施し、1都3県在勤でお酒を飲むことが好きな20~50代の社会人824人から回答を得た。
忘年会などの飲み会の後、電車で降りる予定の駅を寝過ごしてしまった経験のある人は64.0%。男女別で見ると男性は72.3%、女性は55.6%となっている。
ドンマイ!乗り過ごした人の7割以上が「普段より飲み過ぎた」
寝過ごしたことがあると回答した人に、最高で何駅程度乗り過ごしたかを聞くと「1~2駅」が40.4%と、最も多かった。次いで「3~5駅」(29.2%)となり、「終点まで」(20.1%)も5人に1人いることが分かった。
その際の平均的な飲酒量を聞くと「いつもと比べかなり多い」(30.9%)と「いつもと比べ少し多い」(42.1%)の合計が73.0%。
一方、「いつもに比べ少ない」または「一緒ぐらい」と答えている人も寝過ごしており、同社は「この時期の仕事の疲れや飲み会での肝臓の疲れなどが伺い知れます」とコメントしている。
また寝過ごした際、戻りの電車代やタクシー、宿泊代、時間つぶしの際の飲食代など、家に帰るまでに出費があった人は73.1%。一番かかった総額は「3001~5000円くらい」「5001~1万円くらい」(同17.3%)が最も多かった。「1万円以上」の痛い出費を経験した人も12.0%いた。
「山手線3週していた」「財布をすられ、お金を借りてタクシー帰宅」
電車にまつわる失敗談を聞くと、「吐いてしまった」「買ったばかりのマフラーを忘れて戻ってこなかった」というものが多かった。また「山手線を3周していた」「満員電車の中で横になって爆睡していた」などもある。他にも、
「終電がなくなり酔った勢いもあり新宿駅から30キロの自宅まで歩くことに。6時間くらいかかり自宅に着く前に始発が動いていました」
「飲み過ぎて、終点まで行ってしまい、財布をすられた。帰りは駅員さんにお願いしてお金を借りてタクシーで帰った」
など、終電後のトラブルエピソードも寄せられた。そろそろ忘年会シーズンに突入するが、今年も「おうちに着くまでが飲み会です」を胸に誓って参加したいものだ。