BMWのサブブランドであるBMW iは、FIAフォーミュラE選手権とのオフィシャルカー・パートナーシップを延長した。フォーミュラEは過去3シーズンと同様に『BMW i8』を同シリーズのセーフティカーとして使用する。
電気自動車やプラグインハイブリッド車を開発、販売するBMW iは、電動フォーミュラマシンで争われるフォーミュラEの開催初年度となる2014/15年シーズンからオフィシャルカー・パートナーとして、同社のプラグインハイブリッド・スポーツカー『i8』をセーフティカーとして提供。また『i8』に加えてドクターカーなどのオフィシャルカーに電気自動車『i3』を提供してきた。
そんなBMW iは12月2日に開幕戦が行われた2017/18年シーズンを含む複数年にわたってフォーミュラEとの関係を継続することを発表。
すでに2日の決勝レースで出動しているように、今季も『i8』がセーフティカーとして、そして新型モデルとなった『i3』がメディカルカーなどのサポート車両として運用されている。
「BMWとパートナーシップを継続できたことはとても素晴らしいニュースだ」と語るのはフォーミュラEのアレハンドロ・アガクCEO。
「BMWはフォーミュラEがまだ単なるアイディアだったプロジェクト当初からパートナーとして我々の成功を信じてくれていたんだ」
アガクは来シーズン、ワークスチームとしてフォーミュラEに参戦することになるBMWを歓迎。
「モータースポーツ界、自動車業界における伝統のブランドが2018/19年シーズンにはピットレーンから勝利を目指す存在になる。その時、我々はふたたび彼らを大いに歓迎するよ」
BMWブランドエクスペリエンス担当副社長のヨルグ・ライマンは、フォーミュラEとの契約延長について「2014年にBMW iでフォーミュラEに関与することは論理的なステップに基づく決定だった。今後もパートナーシップを継続することは理にかなっていると考えている」とコメント。
「フォーミュラEは、BMWが考える将来のモビリティ像と同様に、これまでのモータースポーツを打ち破り、新しい地盤を形づくろうとしている。これこそが我々のコンビネーションがうまく機能する理由なんだ」
「今シーズン、我々は新型『BMW i3』をシリーズに投入している。(アクシデントを望むわけではないが)従来よりスポーティになった『i3』が見られることを楽しみにしているよ」