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NY発バッグ「OAD NEW YORK」2018年春夏から販路拡大

2017年12月03日 14:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

デザイナーのシドニー・スーリー(Sydney Suh-Lee) Image by: FASHIONSNAP / OAD NEW YORK
ニューヨーク在住のバッグデザイナー シドニー・スーリー(Sydney Suh-Lee)が手掛けるバッグブランド「オーエーディー ニューヨーク(OAD NEW YORK)」が、セールスとPRを担当するショールームセッション(showroom SESSION)と契約し、2018年春夏シーズンから日本での展開を拡大する。



 スーリーは、パーソンズ美術大学を卒業後、約10年間「ケイト・スペード(Kate Spade)」や「カルバン・クライン(Calvin Klein)」といったブランドでバッグや靴などのデザインを担当。2015年に自身のブランドを立ち上げた。
 ブランド名の「OAD」は、O=サークル、A=トライアングル、D=セミサークルを意味し、幾何学的なシルエットと機能的なデザインが特徴。10万円以内の中心価格帯、毎シーズン1型6~8色で展開されるアイコニックなカラー、一見シンプルなデザインだが2wayや3wayにもなる機能性がリピート購入につながっているという。
 日本ではデビューシーズンから「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」が展開。2018年春夏シーズンからは「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「ロンハーマン(Ron Herman)」「ガリャルダガランテ(GALLARDAGALANTE)」など10店舗で新たに取り扱いがスタートする。特にバーニーズ銀座本店では幅広いラインナップでの展開を予定。
 日本で支持される理由について、スーリーは「機能性、ミニマルデザイン、カラー、価格帯の全てが、日本のお客様が求めていたものと合致したんだと思う」とし、また以前のキャリアでは日本のマーケットを担当していたことも影響していると話した。今後について「機能性は残しつつ、素材や形などで新しいものを作りたい」と語った。ニューヨークでは、2018年春夏シーズンから大手百貨店サックス・フィフス・アヴェニュー(Saks Fifth Avenue)での取り扱いも決まっている。