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ストロールがデイトナ24時間参戦。ジャッキー・チェン・DCレーシングでローゼンクビストらと共闘

2017年12月02日 09:02  AUTOSPORT web

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自身2度目のデイトナ24時間参戦が決まったランス・ストロール(ウイリアムズF1)
11月30日、ジャッキー・チェン・DCレーシングは2018年1月25~28日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間レースに参戦することを発表した。そのなかで今季ウイリアムズからF1にデビューしたランス・ストロールの起用を明らかにしている。
 
 フェルナンド・アロンソが、ザック・ブラウン率いるユナイテッド・オートスポーツから参戦することが正式発表されたことで例年以上に注目を集める伝統の耐久イベントに、今季のル・マン24時間レースを盛り上げた強豪LMP2チーム、ジャッキー・チェン・DCレーシング×JOTAスポーツの参戦が決定。
 
 デイトナ24時間への参戦を明らかにした同チームは、今季フル参戦したWEC世界耐久選手権と同様、イギリスの強豪スポーツカーチームであるJOTAスポーツとジョイントするカタチで2台のLMP2カー『オレカ07・ギブソン』を走らせる。
 
 今回の発表では、このうちの1台を駆るドライバー陣としてストロールを筆頭に、2017年のブランパンGTシリーズ・スプリントカップ王者となったロビン・フラインス、元DTMドライバーで2012年のF3マカオグランプリウイナーのダニエル・ジュンカデラ、そして2014、2015年のマカオGP連覇を達成し、今季はスーパーフォーミュラに参戦したフェリックス・ローゼンクビストという若手実力派ドライバー4名の起用がアナウンスされた。

 いずれのドライバーもヨーロピアンF3選手権などのミドルフォーミュラ出身だが、現在GT3レースを主戦場としているジュンカデラとフラインスの2名はニュルブルクリンク24時間レースやトタル・スパ24時間レースにワークスドライバーとして参戦するなど、耐久レースの経験が豊富。
 
 また、今季F1にデビューしたストロールも2016年のデイトナ24時間にトロロッソでF1デビューを飾ったブレンドン・ハートレーとともにフォード・チップ・ガナッシレーシングから参戦し、総合5位入賞を果たしている。さらに、ユーロF3参戦当時、ストロールとチームメイトだったローゼンクビストも同年の大会に出場しており、今回が2度目の挑戦となる。

 
「レースを楽しむのはもちろん、勝つためにデイトナに行くんだ。僕はいつだって最高の戦いをしたいと思っている」と語るのは2年ぶりにデイトナ24時間に挑むストロール。
 
「4人の“ヤングガン”としてまたデイトナに戻ってこられること、そして仲間たちとクルマをシェアしながら戦うことができるのを本当に楽しみにしているんだ」
 
「冬の間、レースの勘が鈍らないようにデイトナに出たいと考えていた僕の希望を了承してくれたウイリアムズに感謝しているよ」
 
 チームの共同オーナーで、WECでは自身もLMP2マシンのステアリングを握るデビッド・チャンは「ランス(・ストロール)、フェリックス(・ローゼンクビスト)、ロビン(・フラインス)、そしてダニエル(・ジュンカデラ)をチームに迎えるられることを本当にうれしく思う」とコメント。
 
「彼らのスピードや実力はよく知られているが、4人はそれぞれ耐久レースの経験も持ち合わせている。2018年のデイトナ24時間は過去何十年を遡ってみたなかでも、もっとも激しい戦いとなると思うが、この素晴らしいドライバーラインアップならばチームが目標とする表彰台獲得も可能なはずだ」