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大泉洋、「松田龍平は面白い」と大絶賛! 『探偵はBARにいる3』初日舞台挨拶

2017年12月01日 19:22  リアルサウンド

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 累計発行部数160万部を超える、ミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズ。その映画化作品『探偵はBARにいる3』が、前作から約4年の歳月を経て、“映画の日”である12月1日より公開となった。丸の内TOEIで開催された初日舞台挨拶には、主演の大泉洋をはじめ、松田龍平、北川景子、前田敦子、志尊淳、鈴木砂羽、吉田照幸監督らが駆け付けた。


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 本作のキャンペーンとして、この日も朝から静岡県の映画館・シネプラザサントムーンへ赴くなど、プロモーションにも大忙しだったという大泉。作品にかける情熱は並々ならぬもののようで、舞台挨拶中も気づけば一歩前に出てしまうなど、マイクを握る手にもかなりの熱がこもっていた様子だった。反して、相棒役の松田は、落ち着いたトーンで表情もほとんど変えず、淡々と言葉を紡いでいく。


 そんな温度差たっぷりなふたりだが、大泉は、「松田さんは面白いんです。この映画で私と松田龍平、どっちが面白いかといったら、ほんのちょっとだけ僕が面白いくらいなんです」と語る。散々体をはっている自分に対して、たまにボソっと言葉を発するだけで笑いを取ってしまう松田の生来の面白さを、ユーモアたっぷりに評価した。


 対して松田は、司会に「大泉洋さんのいいところは?」と尋ねられ、「そうですねえ、どこですかねえ……」と、しどろもどろ。かなり悩んだ挙句、「大泉さん、すごいしゃべるじゃないですか。でも内容を聞くとあんまり面白いことを言ってない」とボソリと話し、会場を笑わせた。とはいえ、大泉のトーク力や場の雰囲気を盛り上げる才能には相当憧れているそうで、「僕もトークをがんばろうとしたんですけど、やっぱり難しくて。まずは外見から入ろうと、今日はパーマをかけてこようかと思いました」と言葉を続け、再び笑いを誘っていた。


 本作でニューヒロインを務める北川は、「大好きな作品だったので、出演させていただけてうれしい」と晴れやかな表情を見せる。劇中、悪女っぷりも披露している北川は、「来年の『大泉洋映画祭』では、最女優賞もありますよ」(大泉)、「この映画では、北川景子さんの美しさを再確認できます! どの角度から見ても綺麗なので、ぜひ堪能してほしい」(前田)と他のキャストからも絶賛され、照れ笑いを見せる場面も。


 大泉と松田のコンビの演出について、今回メガホンを握った吉田監督は、「ふたりが面白いんで、あんまり余計なことはしていない。テイクごとに芝居が変わってきたりもするので、ライブ感あふれる演技で面白かった」と、撮影を振り返る。さらに、「クレジットの最後にお楽しみがございますので、最後まで席を立たずに」(吉田監督)と観客に語りかけ、会場をあとにした。(取材・文・写真=まにょ)