小学生レーシングドライバーとして注目を集めているJujuが11月30日(木)、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで初走行を行った。
テレビカメラなどが取り囲むなかJujuはFIA-F4マシンに乗り込み、午前9時に走行を開始。初めて走るコースに戸惑いをみせながら、元F1ドライバーで父親の野田英樹氏とともに2分18秒台で周回を重ねていく。
岡山国際サーキット以外のコースが初走行となるJujuは、「130Rは最後まで恐怖心が抜けませんでした」としながらも、最終的には2分14秒57でタイムアップを果たした。
「岡山国際サーキットはコースの大部分を見渡せるけど、鈴鹿サーキットはほんの一部しか見えない。すごく広いサーキットだと感じました」と鈴鹿の第一印象について語ったJuju。
「これまで鈴鹿サーキットは遊園地で遊んだ経験しかなく、自分がレースをするというイメージは少なかったのですが、実際に走ると岡山国際サーキットでは経験できない種類のコーナーがたくさんあって、すごく楽しかったです」
「デグナーカーブはギュッと曲がっていて走り抜けると気持ちよかった。また今後走ることができたらもっともっと(タイムを)短縮したいと思っています。まだ知らないことがたくさんあるので、いろんなサーキットを走って経験を積んでいきたいと思います」
Jujuを指導する野田氏は「これまで岡山国際サーキットしか走ってきませんでしたが、こうして鈴鹿サーキットでの走行を体験し、Jujuは大きな経験を積むことができたと思います」と語る。
「これはまずひとつのステップで、今週末は香港でフォーミュラEの視察を行い、12月中旬には岡山国際サーキットでフォーミュラ3(F3)の走行体験を行う予定です。ひとつひとつステップを踏んで成長していってもらいたいと思っているので、皆さんの応援よろしくお願いします」
着実なステップアップをみせる小学生レーサーJujuのさらなる飛躍に期待がかかる。